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Windowsの「サイドバーとガジェット」に脆弱性、機能無効化ツールを公開

» 2012年07月12日 07時37分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 Windowsの「サイドバーとガジェット」機能にコード実行の脆弱性が見つかり、米MicrosoftはWindows VistaとWindows 7で同機能を無効にするための「Fix it」ツールを公開した。

 サイドバーとガジェットは、デスクトップの片側に長い垂直バーを表示して各種のガジェットにアクセスできるようにするツール。Microsoftによれば、セキュアでないガジェットを実行するとサイドバーで任意のコードを実行され、コンピュータを完全に制御される恐れがある。また、不正なガジェットを使ってコンピュータに危害を加えたり、ファイルにアクセスしたり、不快なコンテンツを表示したりといった動作が可能になるという。

 サポート対象のWindowsのうち、この脆弱性の影響を受けるのはWindows Vistaと7。一方、XPおよびサーバ版のWindowsは影響を受けないとされる。

 この問題の回避策としてMicrosoftがVistaと7向けに提供を開始したFix itを適用すると、サイドバーとガジェット機能が無効になる。また、同社のアドバイザリではグループポリシーまたはシステムレジストリでサイドバーを無効にする方法についても解説している。

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