ITmedia NEWS > 企業・業界動向 >
ITmedia AI+ AI活用のいまが分かる

ソニー、ディープラーニングのコアライブラリをオープンソースで公開

» 2017年06月27日 12時53分 公開
[ITmedia]

 ソニーは6月27日、ディープラーニング(深層学習)のプログラムを生成する際にフレームワークとなる「コアライブラリ:Neural Network Libraries」をオープンソースで公開した。開発者・研究者に利用してもらうことで、「プログラムの進化を期待するとともに、社会の発展に貢献することを目指す」としている。

画像 Neural Network Libraries

 公開したのは、ニューラルネットワークの設計や最適化、製品・サービスへの搭載を効率化する演算モジュール群。スマートフォン「Xperia」シリーズに搭載したAR活用カメラアプリ「ARエフェクト」などにも活用されているという。

 コアはC++11で記述され、Pythonで利用可能。少ないプログラミング量で直観的にニューラルネットワークの設計ができるという。動的なニューラルネットワークにも対応。NVIDIAのGPUに対応している。

 新たな機能が必要になった場合も関数ブロックや最適化モジュールの追加が簡易に行え、スマートフォンやIoTデバイスなどハードウェアへの移植も容易にできるという。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.