米Yahoo!、検索とメールのアップデートを発表――より速く、ソーシャルに:iPadアプリも準備中
Yahoo!はこの秋、独自のクラウド技術で高速化したYahoo! Mailと、動画やツイートを1ページにまとめて表示するYahoo! Searchをリリースする。
米Yahoo!は9月16日(現地時間)、同社の一連のWebサービスを、この秋にアップデートすると発表した。同社はこれらのサービスを、グローバルなプラットフォームで「世界最大規模のクラウドコンピューティングインフラ」に構築したという。
主なアップデートは以下の通り。
- 「Yahoo! Mail」のユーザーインタフェース(UI)の刷新と速度向上
- 「Yahoo! Search」のニュースやエンターテインメント関連の検索結果の充実
- Twitterの統合(双方のソーシャルネットワークのアップデートを確認可能になる)
- iPadをはじめとするタブレット向け公式Yahoo!アプリの提供
- 新広告フォーマット「Customized Content Ads」の立ち上げ
- 東芝アメリカ製ネットテレビ向け「Yahoo! Connected TV」のリリース
Yahoo! MailはUIを刷新し、独自のクラウド技術によって従来より高速化する。FacebookとTwitterのページの更新をメールの受信ボックスで確認でき、投稿もできる。動画や写真の共有ツール、Yahoo! Mesengerを追加し、受信ボックスの検索機能も向上させたという。また、スパム対策機能も強化した。
Yahoo! Searchは、検索エンジンにはMicrosoftのBingを使っているが、ニュースとエンターテインメントの検索結果表示で差別化を図る。ニュース検索では、検索結果として1つのページに動画、写真、記事、ツイートなどがまとめて表示される。映画のタイトル、アーティストや有名人の名前を検索すると、動画、写真、記事、ツイートのほか、関連するイベントや評価をまとめた囲みがオーガニックな検索結果の上に表示される。
また、流行っているテーマに関連する写真をスライドショー形式で表示する「Trending Now」を追加した。Yahoo!上で流行語をクリックすると、その言葉に関連する検索結果ページに飛び、ページの上部にスライドショーが表示される。ページの左にはリアルタイムで流行っている言葉のリストが表示され、クリックするとその言葉に関連するスライドに切り替わる。
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