個人向け家計簿・資産管理アプリ「マネーフォワード」にAndroid版
金融機関やクレジットカードなどの残高や支出情報をまとめて管理できる「マネーフォワード」にAndroid版が登場。
ネットベンチャーのマネーフォワード(東京都渋谷区)は3月28日、個人向け家計簿・資産管理アプリ「マネーフォワード」のAndroid版をGoogle Playで無料公開した。
銀行、クレジットカード、証券、年金、マイル、各種ポイントサービスなどの残高や支出情報をまとめて管理できるアプリ。1月に公開したiPhone版の反響が「予想以上に大きかった」(辻庸介社長)ため、ユーザーからの要望を踏まえてAndroid版を開発したという。
金融機関76社とのアカウント連携を通じて収支の自動入力を行えるほか、ユーザーが手入力した家計簿情報を「総資産額」に反映する機能も搭載。iPhone版は、金融機関との連携機能を使っているユーザーのうち約半数が1週間に1回以上ログインするなど「かなり活発に使ってもらっている」(辻社長)という。
ネットの資産管理サービスにネットバンクなどのアカウント情報を入力することを懸念する声もあるが、「当社のスタッフは7人中6人が証券会社などの金融機関出身で、残りの1人も元々ソニーでPlayStationのセキュリティ機能の開発に携わっていたエンジニア。サービス自体も、情報の送受信に暗号化通信を採用し、データを全て暗号化して保管するなど、セキュリティに万全の注意を払っている」と辻社長は話す。
Android版ではユーザー登録フローを簡素化したほか、GoogleアカウントやFacebookアカウントでの登録にも対応。アプリを閉じてもログイン状況を保持する機能や、ホーム画面に表示される総資産額を非表示にする「プライバシーモード」も追加している。
今後、ユーザーに資産運用の仕方をアドバイスする機能や、レシート画像を読み取って家計簿を自動入力するiPhoneアプリ「ReceReco」との連携機能も搭載予定。「年内に20万ユーザーを目指す」と辻社長は意気込んでいる。
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