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現時点ではコスト削減を主目的に仮想化技術を導入するケースが多いが、今後は多くの企業が、収益向上に向けてより効果的に活用するケースが増えてくるだろう。今回は、仮想化技術のメリットを十分に引き出すための前提条件をあらためて振り返っておく。
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仮想化技術はミッションクリティカルシステムには使えない――そんな意見をよく耳にするが、本当にそうなのだろうか? 周りの意見や評判をうのみにせず、自ら調べ、考えれば、仮想化技術を生かす領域はまだまだ広がる。
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仮想化技術の本来のメリットは「使われていないリソースをプールしておき、必要なときに活用できる」ことにある。このメリットを生かし切るためには、IT資産を全社的に運用管理する体制が不可欠だ
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中長期的にコスト削減が見込める真の“統合”を実現するためには、さんざん喧伝されてきた“サーバ仮想化”から目を離し、アプリケーションの無駄から見直す必要がある。
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仮想化のメリットは「コスト削減」だけではない。近年、話題になっているユーティリティコンピューティングに近い体制を実現し、コア業務に労働力を集中させる「攻め」の手段として活用する方法もあるのだ。
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ITシステムが被災した場合に備えて、即座に復旧できる体制を整えておくディザスタリカバリ。復旧期間を短くしようとすると等比級的なコスト上昇がみられる取り組みだが、仮想化技術はその合理的な実現にも大きく貢献する。
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仮想化技術を使えば、ITシステムのより効率的な導入、運用が可能になる。コスト削減はもちろん収益向上にも大きく貢献する。しかし一番大切なのは、「仮想化技術の活用」を、誰が提案し、誰が判断するか、ということだ。
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仮想化技術は、コスト削減をはじめ、あらゆるメリットをもたらしてくれる。だが、その使い方を誤ればITインフラはいっそう複雑化し、かえって逆効果になる恐れもある。仮想化技術が浸透しつつあるいま、一番大切なのは、自ら考え、挑戦する姿勢ではないのだろうか。
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