陸上自衛隊の訓練始めに“ロボット犬” 空挺作戦に参加、偵察行動を実行 YouTubeで公開
陸上自衛隊は1月11日、毎年恒例の演習「令和8年 降下訓練始め」(NYJIP26)を実施した。敵が侵攻した際を想定し、同盟国・同志国軍と連携した空挺作戦で領土を防衛する地上訓練を一般公開で行った。その中には、4足歩行型の“ロボット犬”も訓練に初めて参加した。
訓練には陸上自衛隊第1空挺団や第1ヘリコプター団などの他、米国やカナダ、ドイツなどの部隊も参加して空挺降下(航空機から部隊を展開する技術)などを実施。現地での一般公開の他、YouTube上でもライブ配信した。訓練では隊員たちが陸上に降下した後、ロボット犬たち計4機が登場。直ちに設置、展開され偵察行動を行った。
このロボット犬は、米国のロボットメーカーであるGhost Roboticsが開発した「Vision 60」と呼ばれる4足歩行型ロボットだ。耐衝撃や防水、防塵性に優れ、各種センサーやライトも搭載。敵情視察や軽微な荷物の運搬なども行える。
このような無人ロボットは「UGV」(Unmanned Ground Vehicle=陸上無人機)と呼ばれ、防衛省が研究開発に注力している。想定する運用シーンは「障害物が散乱している舗装されていない場所」「状況の変化により既存の地図が使用できない場合」など。研究進捗については、防衛装備庁が23年に資料を公開している。
自衛隊では2024年、令和6年能登半島地震の被災地での活動にロボット犬を導入していた。その際、ロボット犬の名前は「やまと」と名付けられ、被災者を2次避難所まで移送する際の誘導支援に活用していた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia AI+に関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
引退した人型ロボ、“溶けた鋼の海”に沈む アーノルド・シュワルツェネッガー氏が提案 米企業が動画公開
-
2
「FDE」は常駐SEのすげ替えなのか “人月商売の死”を打破したい国内SIer、打開策は意外なところに?
-
3
Google、「Gemini 4 Pro」ではなく「Gemini 4 Argon」発表 まずはサイバー防御組織に限定提供、出力上限は100万トークンに
-
4
総額2.3兆円、千葉市に巨大な「AIデータセンター」建設へ 発電大手JERA参画の“ドリームチーム”、勝機どうつかむ?
-
5
Rails作者DHH「Pencils Down、もう手でコードは書かない」 それでもソフトウェア開発の未来は明るい理由
-
6
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
7
OpenAI、推論過程を狙った組織的な“蒸留”行為を阻止 「Kimi」開発元の関係者が関与と主張
-
8
人間は「取締役2人だけ」 実務をAIが担う新会社、セキュリティサービスのHENNGE
-
9
「システムプロンプト陳腐化」をどう防ぐか AWSの試行錯誤に見る「自社AIエージェント」運用のポイント
-
10
「まず、その業務なくせない?」 野村不動産HDが経理DXで「年間9000時間」を生み出した“引き算”の考え方
SpecialPR
ITmedia AI+ SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmedia AI+をフォロー
あなたにおすすめの記事PR