「日本ブランド」だけど中身は中国製? 日本企業の人型ロボット「cinnamon 1」の狙い(2/2 ページ)
「日本ブランド」だけど中国製の理由は
現在、人型ロボットの開発競争は、実質的に米国と中国の2強となっている。そんななかドーナッツロボティクスは今回、「日本ブランド」の人型ロボットをうたい、cinnamon 1を公開した。
小野CEOは、その理由として、米中対立の緊張感の高まりを指摘する。安全保障などの観点から、日本にとっては国産モデルであり、海外にとっては「『戦争をしない』と憲法に書いてある日本のロボット」(小野CEO)の需要を見込む。
では、なぜcinnamon 1は中国メーカーのOEMなのか。小野CEOは「まずは機体を仕入れ、日本でVLAをスピード感を持って開発したい」と説明する。人型ロボット開発に関する知見を蓄積しながら、最終的には機体の国内生産につなげたい考えだ。
機体の国内生産の段階でも、中国企業と協力する理由については「いったん中国のサプライチェーンは見逃せない」(小野CEO)と指摘。人型ロボットで知られる米国企業のTeslaや1Xなども同様の状況といい、輸出規制などの影響を受ける可能性はある一方、企業としての打ち手が難しい部分もあるとした。
「日本はこの20~30年、(ハードウェアの製造拠点などを)中国に出してきた。iPhoneも中国で作っている。今さら日本で作れるかというとまったく作れない。悩ましい点だ」(小野CEO)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia AI+に関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
よく見られているカテゴリー
アクセスランキング
-
1
Google、“動画版Nano Banana”こと「Gemini Omni」公開 会話で映像を生成・編集
-
2
日立、Anthropicと提携 グループ29万人に「Claude」などAI導入 社会インフラ分野にも展開へ
-
3
Appleが5年がかりで開発したセキュリティ対策を5日で突破 「Mythos」が見せつけた脆弱性攻撃の威力
-
4
GoogleのAIサブスク、最上位プランを値下げ 月額1万4500円の新プランも
-
5
生成AIで3Dモデルを自動作成 専門スキル不要でテキストや画像から3D化
-
6
「ポンコツ」と呼ばれたM365 Copilotの逆転劇、GPT-5が転換点 活用の秘訣は“脱・プロンプト職人”
-
7
人間 vs. 人型ロボ、より多く作業をこなせるのは? 生配信で対決した結果…… 米企業
-
8
「最新のAI創薬ラボ」なのに会議室みたい!? 製薬大手がラブコール送る“異色のAI企業”による新拠点とは
-
9
Google「Gemini」に個人向けAIエージェント 質問に答えるだけでなく「作業を代替」 まずは米国で
-
10
OpenAIの共同設立者アンドレイ・カーパシー、Anthropicにジョイン
SpecialPR
ITmedia AI+ SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmedia AI+をフォロー
あなたにおすすめの記事PR