「従来のモデルルーティングはクソ」 コスト35%減で最先端モデルの性能を維持する「Devin Fusion」発表
コーディングエージェント「Devin」などを提供する米Cognitionは6月29日(現地時間)、複数のAIモデルを使い分けてコーディングする実行基盤(ハーネス)「Devin Fusion」を発表した。同日からDevinのクラウドエージェントでプレビュー版を利用できる。
「GPT-5.5」やClaude Opus 4.8」などのフロンティアモデルを単体で使用する場合と比較して、35%低いコストで同等性能を維持できるとうたう。「Claude Fable 5」を組み込んだ構成では41%のコスト削減を確認したという。
「Devin Fusion」の中核は2つの技術だ。一つは「サイドキック」(相棒)と呼ばれ、フロンティアモデルのメインエージェントと、低コストモデルのサイドキックエージェントを並列で動かす手法だ。メインエージェントが計画や最終判断を担い、適宜タスクを相棒に委任する。
もう一つは、タスクの途中でモデルを動的に切り替える「セッション途中の動的ルーティング」だ。タスクの種類と複雑さに応じて適した低コストモデルを選んだり、サイドキックエージェントからメインエージェントに処理を切り替えたりする。
CognitionはXで「従来のモデルルーティングはクソだ。ベンチマークは通過するが、実際にマージしたいと思うコードを書くことはできない」と指摘。Devin Fusionは実際の使用感も快適なハーネスを目指したとした。同社内で試験導入したところ、マージされたプルリクエストの88%がDevin Fusionで処理されたものだったという。
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