任天堂、生成AIに対する考えを明かす 古川社長「ゲーム開発とAI技術はもともと近い」一方……

 任天堂は7月1日、第86期定時株主総会における質疑応答の概要を公開した。中にはAIに関するやりとりもあり、古川俊太郎社長がAIの利用や権利侵害のリスクに対する考えを明かしている。

任天堂のロゴ(提供:ロイター)

 質問は「EUでAIに関する法律ができるなどの状況があるが、権利者の許諾なく学習された生成AIの利用や、生成AIによる知的財産権侵害のリスクについて、どのように考え、対応していくのか」というもの。

 これに対し、古川社長は「AI技術の急速な進化に伴い、各国でAIに関する法規制の整備が進んでいることは承知している。当社はこれらの法令を順守するとともに、法令に則って当社の知的財産を適切に保護していきたい」と説明した。

 また「ゲーム業界では、以前から敵キャラクターの動きなどにAIに近い技術が活用されており、ゲーム開発とAI技術にはもともと近い部分があった」と指摘した。生成AIはよりクリエイティブなことも可能とする一方、知的財産権や消費電力などの点で課題もあるとの認識を示した。

 加えて、任天堂のIPに対する権利侵害については、生成AIの使用の有無を問わず適切に対応する方針を掲げた。

 古川社長は「当社のIPは、キャラクター単体で生まれたものではなく、当社が開発した独自の遊びと結びついて生まれ、育ってきたもの」とも補足した。「今後も独自の遊びを作り続けることで、当社の強みを維持していく」(古川社長)

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