OpenAI「GPT-5.6」一般公開 最上位モデルは「コスト半分で一部Fable 5超え」うたう(1/2 ページ)
米OpenAIは7月9日(現地時間、以下同)、新しいAIモデル群「GPT-5.6」の一般提供を始めた。最上位モデル「Sol」は、米AnthropicのAIモデル「Claude Fable 5」(以下、Fable 5)と同水準の性能を、より低いコストで実現するとうたう。「ChatGPT」やコーディングエージェント「Codex」、APIで同日から順次提供する。
GPT-5.6は、最上位のSol、日常業務向けでバランス型の「Terra」、最も低価格な「Luna」の3モデルで構成される。6月26日の限定プレビューを経ての正式公開で、約24時間かけて段階的に展開するとしている。
OpenAIによると、Solはコーディングやナレッジワーク、サイバーセキュリティ、科学の各分野で最高水準の性能を、従来より少ないトークンと低コストで達成した。
AIの性能評価を手掛ける米Artificial Analysisの総合指標「Intelligence Index」(v4.1)では、推論設定を最大にしたSolが58.9点を記録。Fable 5(59.9点)と1点差の性能を、61%短い所要時間、かつ推定コスト半分程度で実現したという。専門領域の長時間タスクを測る「Agents' Last Exam」でも、Solが53.6%でFable 5(40.5%)を上回った。
コーディングでも、コーディングエージェントの性能指標「Artificial Analysis Coding Agent Index」でSolが80点の最高記録を出し、Fable 5を上回った。下位のTerraやLunaも、長時間のエージェント業務などでFable 5を上回る性能を、低コストで示したという。
一方、コーディングベンチマーク「SWE-Bench Pro」ではSolが64.6%、Fable 5が80%となり、Fable 5が大幅にリードしている。なお、OpenAIは7月8日、同社内でSWE-Bench Proを監査し、複数の欠陥を発見したと公式ブログで述べている。
APIの価格(100万トークン当たり)は、Solが入力5ドル/出力30ドル、Terraが入力2.5ドル/出力15ドル、Lunaが入力1ドル/出力6ドル。
ChatGPTのPlus以上のプランではSolを利用でき、ProおよびEnterpriseプランではより高品質な回答が可能な「GPT-5.6 Sol Pro」を利用できる。Plus以上のプランでは「ChatGPT Work」およびCodexでSol、Terra、Lunaを利用できる。無料およびGoプランではTerraを利用可能。
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