ディー・エヌ・エーは4月14日、AI関連事業を手掛ける子会社「DeNA AI Link」(東京都渋谷区)を設立した。企業へのAI導入に関するコンサルティングなどに取り組むという。
複数のタスクを自律的にこなす「AIエージェント」の共同開発を視野に、AIサービスの開発や提供も検討している。加えて、AIツールをグローバルに展開する企業が、日本に製品やサービスを投入する際のサポートなども手掛ける予定。
代表取締役には、ディー・エヌ・エーが1日に新設した「AIイノベーション事業本部」本部長の住吉政一郎さんが就任。「新会社設立を契機に、DeNAのみならず日本全体の生産性向上を推進していく」との目標を掲げた。
ディー・エヌ・エーは、子会社を設立した背景について「日本国内では生成AIの導入には至っていない企業が多数を占める」と説明する。同社が培ってきたIT開発のノウハウや、エンジニアリングの基盤などを、DeNA AI LinkのAI事業でも生かしたい考えだ。
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