Webアプリ版のXなどで12月24日までに、投稿された画像をAIで加工できる機能が実装された。ポストに添付された画像にマウスカーソルを合わせると、右下に「画像を編集」という項目が表示され、クリックするとチャット画面が立ち上がる。そのチャット欄にテキストで指示内容を入力すると、AIが指示通りに画像を加工し、それを出力する機能だ。
例えば、過去にITmedia NEWSが公式X(@itmedia_news)で掲載した「一番つらかったブルースクリーン選手権」のバナー画像に対して、AI加工機能で「画像の文字を黒色にして」と依頼すると、数秒で文字が黒色になった画像を出力。加工した画像をダウンロードするのはもちろん、加工画像を使ったポストの作成や、元のポストに対してリプライを送ることもできるようだ。
文字の色を変える以外にも「これを看板として掲げている人の画像を作って」や「これよりももっと面白いテーマを考えて」などの指示も入力したところ、それぞれ数秒で画像の加工を行った。この機能はWebアプリ版の他、iOSアプリの最新バージョン(11.50.1)でも、投稿一覧の画面から画像を長押しすると、加工メニューが出てくることを確認している。24日時点では、無料ユーザーでも利用できる。
手軽に画像加工ができてしまうこの機能について、Xユーザーからは悪用のリスクを指摘する声が多く上がっている。「最悪なシステム」「悪用以外の使い道ある?」「保存してGrokに送ればできたけどお手軽なのが良くない」「悪用する人を通報できるシステムがあればいいのに」など、批判的な声が相次いで見られている。
なお、画像加工機能で作成した画像を投稿すると、AI生成されたものであると示す「画像を編集」の表示が現れる。この表示をクリックすると、加工元の画像との比較が可能だ。
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