Webブラウザが続々とメジャーバージョンアップしているが、Web閲覧・作成を仕事とするアイティメディア内では、けっこう保守的なユーザーも多いようだ。一方で強いこだわりも持っている。
1位Lunascape4登場、IE 7・Vista対応のほかデザイン切替も
2位Firefox 2.0、アップグレードしても拡張機能は使える?
4位IE 7の印刷機能をチェック&ショートカットで便利に使おう
Internet Explorer 7、そしてFirefox 2.0が登場し、国産タブブラウザであるLunascapeも4にバージョンアップ。動きの少なかったブラウザ業界が変わろうとしている──。とはいえ、ブラウザは新しくなってもユーザーが乗り換えたいと思うかどうかは、また別の話。
おそらくITリテラシが高いであろう、アイティメディア各誌の編集者数名に、現在使っているブラウザと、乗り換え意向を聞いてみた。
現在利用しているブラウザ | 利用人数 |
---|---|
IE 6 | 7名 |
Sleipnir | 6名 |
Firefox 2.0 | 2名 |
Firefox 1.5 | 2名 |
Lunascape | 1名 |
Opera 9 | 1名 |
BugBrowser | 1名 |
Safari | 2名 |
意外に多かったのが、IEエンジンを使ったタブブラウザSleipnir。しかも「来年もしばらくは変えない。IE 7のサービス対応待ち」「来年も変えない。新しいものに慣れるのが大変」と継続利用を決めているユーザーも多数だ。
一方で、「来年はエンジンだけでもIE 7に変える。長いものには巻かれなきゃ」「Sleipnirのままだけど、IE 7正式版が出たら入れる」といった声も。さらに、「来年はIE7に変える。たまには原点に立ち返って」と、新IEへの期待も高い。
ロイヤリティの高さを感じたのがFirefoxユーザーだ。「基本的には変える気はない」という意見が基調をなした。一方で、Firefox 2.0に乗り換えた方からは恨み声も。「動かなくなった拡張機能(アドオン)が多い。特にTab Mix Plus」「1.0で動いていた拡張が1.5で動かなくなり、2.0でさらに動かなくなり……」「2.0にしようとして止めた」。
「仕事で使うブラウザは、やっぱりIE」。そう答えた方が今回は最多だった。みんな基本的には様子見路線だ。「IE 7日本語版が出て、バグが少なかったら乗り換える」「来年のことは考えていない。Firefoxも併用」「機能差が明確に見えない限りIE。周囲を見回してトラブルがなくなったらIE 7にするかも」。
そして「便利なブラウザに乗り換えたいんだけど、検証しているヒマがない──」。これが、一般的なユーザーの本音かもしれない。
さて、「来年になったらブラウザをどうするって? 何を迷うの? 同じブラウザを使い続けるに決まってるじゃない」──そう答えたのは、編集部内唯一のOperaユーザーだった。
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