WiiリモコンをPCで使えるようにするソフトは2つあった。1つは「GlovePIE」というソフト。こちらは、入力デバイスの入出力を設定するソフトで、サンプルプログラム「TestWiimote.PIE」が用意されていた。サンプルプログラムを読み込むと、十字キーでキャレットの上下左右などの操作が行える。ただし、サンプルプログラムでは加速度センサーによる操作はできないので、何らかの設定変更が必要だ。
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もう1つは「WiinRemote」というソフト。こちらはWiiリモコンに“特化”したソフトで、Wiiリモコンの加速度センサーの動きに応じてマウスカーソルを操作できる。Wii発売直後から公開されており、現在のバージョンは12月7日付の「WiinRemote_v2006.12.7」。最新バージョンではキャリブレーションが実装され、加速度センサーによる操作感をある程度調整できるようになった。
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さっそくWiinRemoteを利用してPowerPointを操作してみた。結論からいえば、それなりに動かすことができた。「それなり」というのは、PowerPointのページめくりぐらいであれば、Wiiリモコンでもできるという程度だ。特に十字キーの左右で「進む」「戻る」ができるのは便利。ただ、加速度センサーによる操作は微妙で、細かい操作は難しい。スライドボタンまでカーソルを動かすのは結構苦労する。
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加速度センサーが厳しいなら、最低限の移動で済ますのも手だ。つまり、スライドボタンの上で、Bボタンを短く押して加速度センサーによる操作を無効にする。そうすればマウスカーソルがゆらゆら定まらないということもなく、安心してAボタンを押すことができるわけだ。リモコン操作にこだわらない――というなら、そんなまどろっこしいことしないでキーボードのF5キーを押すのもいいだろう。
ちなみに、加速度センサーによる操作は、まったくのフリーでWiiリモコンを振り回すより、机や壁などに腕なり手を押し付けてある程度固定した状態にしてやると、操作しやすかった。
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通常ビジネスグッズは、落ち着いた色であることが多い。例えば、先日発表されたマイクロソフトのポインター付マウスなども黒系の色使いだ(11月20日の記事参照)。そこへ行くとWiiリモコンは白で、明るい印象を受ける。手に握るとしっくり来るし、デザインも悪くない。もともとゲーム機用のデバイスだから当たり前だが、たまにはこんなデバイスをビジネスに利用するのも悪くないのではないか。理解のある上司や冗談のわかる取引先であれば、何かの話題になるかも――しれない。
大事なことを忘れていた。ビジネスで利用する場合も必ずストラップはするようにしよう。一生懸命プレゼンしていても、Wiiリモコンがすっぽり抜けて、取引先の顔面にでも当たったら目も当てられないのだから(12月7日の関連記事)。
使ったもの | 価格 |
---|---|
はじめてのWii パック | 4800円 |
Bluetooth USB Stick(HNT-UB03) | 3480円(ビックカメラ) |
GlovePIE | 無料 |
WiinRemote | 無料 |
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