Officeファイルを直接「Google Docs & Spreadsheets」で開けるのは英語版Firefoxだけ。しかし日本語版でも、ちょっとした設定で利用が可能だ。
「Google Toolbar 3ベータ版」をFirefoxにインストールすると、Officeファイルを直接「Google Docs & Spreadsheets」で開くことができるようになる──。ただし、これは英語版での話。日本語版では、設定メニュー自体が存在しない。そこで──。
Google Toolbar 3ベータ版の拡張機能ファイル(xpi)自体は、日本語版でも英語版でも同じ。つまり、インストールされたFirefoxの言語を見て、表示するメニューなどを選んでいるようだ。ということは、機能自体は実装されていて、“機能をオン”するメニューがないだけではないか?
Firefoxの設定メニューの1つである、about:configを開いて、Google Toolbar関連の設定を変更すると、見事に日本語版Firefoxでも、ドラッグ&ドロップやファイルのダブルクリックでOfficeファイルを開くことができた。
Firefoxのアドレスバーに「about:config」と打ち込む。するとズラズラと下図のような設定が一覧で出てくる。「フィルタ」のところに、求める設定の名前──今回は「google.toolbar」と入力する。すると、Google Toolbar関連の設定が表示される。
設定名から下記の項目を見つけ、「値」がtrueになっているか確認する。falseならばそこをダブルクリックして、falseからtrueへ変更する。
この設定を行うことで、英語版Firefox同様、ExcelやWordのファイルをドラッグ&ドロップまたはダブルクリックするだけでGoogle Docs & Spreadsheetsで開くことができるようになる。ただし開いたファイル名称が日本語の場合、うまくGoogle Docs & Spreadsheetsのファイル一覧に反映されず化けてしまう。あとから手動で日本語に変更してあげる必要がある。ファイル内部については、文字化けなどは見あたらなかった。
ちなみに、actions.associateをtrueにすると、Office関連のファイルのアイコンが、「Google Docs & Spreadsheets」のものに一瞬で変わる。
もう1つの方法として、about:configから下記の値を、[ja]→[us]に変更すると、Google Toolbar側が英語版のFirefoxだと認識するようだ。英語版の設定メニューが現れる。ただし、この設定を行うとほかの機能拡張からもFirefoxが英語版と認識されてしまう
なお、about:configはFirefoxのさまざまな設定をつかさどる、Windowsでいえば、レジストリにあたるメニューだ。設定の変更は自己責任で行ってほしい。なお、Google Toolbar関連のabout:configは、「Googleツールバー オプション」の「機能タブ」にある、「デフォルトに戻す」ボタンを押せば、初期設定にリセットされる。
Officeファイルを直接「Google Docs & spreadsheets」で開く | about:configを編集する |
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