PASMO、nanaco、WAON――電子マネー、もう使った?読者から見たBiz.ID

PASMOやnanaco、WAONなど、この春は新しい電子マネーのサービス開始が相次ぎました。これらを使ってみたい人や逆に利用する電子マネーを増やしたくない人の意見はどんなものでしょうか。

» 2007年04月25日 23時21分 公開
[吉田有子,ITmedia]

 PASMOやnanaco、WAONなど、この春は新しい電子マネーのサービス開始が相次ぎました。記事「nanacoとWAON、どっちを使いたい!? マクロミルが調査」は、電子マネーの認知度や利用希望についての調査結果を扱ったものです。これに対して、ブログ「シロクマ日報」ではnanacoの目的は利用者のデータ収集、WAONは地域の電子マネーを目指していると説明し「キリン(nanaco)とイヌ(WAON)は棲み処も違えば、見ているところも違うわけで。さらに言えば、ペンギン(Suica)とも異なります」と、それぞれの狙いが異なることを指摘しています。

 各電子マネーで企業側の狙いやユーザーのメリットが異なっているといっても、ユーザーがそのすべてを使いたいと思っているわけではありません。「いくつもの電子マネーを管理するのは面倒」というユーザーは少なくないでしょう。ブログ「NOMのもの 2」では「もうすでに『Suica』『Edy』をおサイフケータイで使っているので、財布の中のカードは増やしたくない。携帯対応になってもチャージするなどの管理が面倒」とその理由を説明しています。カードでは現金と違い、現在いくら所持しているか見ても分からないところなどが不便ですね。

 ともに交通系のカードであるSuicaとPASMOの場合、定期入れや財布に両方を入れると改札を通過するときにエラーになってしまうことも、複数の電子マネーを持ち歩きにくい理由の1つです。筆者は地下鉄で通勤しているので、定期券をPASMOに切り替えたあとにSuicaカードは持っていても邪魔になると思い、返却してしまいました。Suicaペンギンは可愛らしいので、若干の心残りはあったのですが……。

 そこに目をつけた商品が見つかりました。記事「SuicaとPASMO、2枚同時に使う法」では、両者を一緒に持ち歩いてもエラーにならない特殊なカードケースの紹介をしました。もっとも、はてなブックマークでも指摘されているとおり「こういうグッズが必要になる仕組みの改善が必要」と言えそうです。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ