傘を巻くバンドがいったん切れると傘をキレイにたためない。だらしなく緩んだ傘は、ちょっとした移動のときにも目に付く。応急処置はできないものだろうか。
傘を巻くバンドが何かの拍子に切れることがある。いつもはその存在すら忘れがちな傘のバンドだが、いったん切れると傘をキレイに収納できない。ちょっとした移動のときにもだらしなく緩んだ傘は目に付くし、応急処置はできないものだろうか。
輪ゴムでもいいかもしれない。ただ、傘を開くときいちいち輪ゴムに傘の本体を通す必要がある。「そんなことで面倒くさがるな」と言われそうだが若干気になる。着脱が簡単で確実に巻けるもの──そんなプロダクトを探していたら、7月5日から東京ビッグサイトで開催中の第18回「国際文具・紙製品展(ISOT)」で見つけた。
マイツコーポレーションが発売する非粘着自着テープ「たばねーる」が、それである。非粘着自着テープってなんだ? と思った読者も多いだろう。簡単にいうとマジックテープのようなものだ。テープの表面が目に見えないほど細かくけば立っているため、テープの裏表を重ねるとくっつく。普通のテープのような粘着財は使っていない(非粘着)が、マジックテープのようにテープを重ねることで粘着性が発生(自着)するというわけだ。
自着力はまずまずで、1度テープを重ねれば成人男性が引っ張ってもなかなか外れない。ただし、マジックテープを外す要領で上下にテープをはがすと簡単にはがせる。仕組みは分かるものの、不思議な気分である。
たばねーるが傘を巻くのに向いているのは、取り外しが簡単、水分に強い、繰り返し利用できる──といった点。すでに梅雨入り。今週も雨が多かった。もし、傘バンドを切ってしまった場合は、たばねーるを思い出して欲しい。
製品名 | 価格 | 発売元 |
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たばねーる | 525円 | マイツコーポレーション |
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