MOLESKINEで旅の思い出──都内各所でトラベルノート展

旅の思い出をMOLESKINEに──。MOLESKINEのノートを使った旅行記のコンペティションで最優秀作品の3作品が決まった。東京日本橋の丸善など5会場で8月中旬から優秀作品の展示会が開かれている。

» 2007年08月20日 23時07分 公開
[鷹木創,ITmedia]

 忙しい日常をひと休み。お盆休みに旅行の出かけたビジネスパーソンも少なくないだろう。そんな旅の思い出をMOLESKINE(モールスキン)に──。

 黒くて小さなノートブックで有名な「MOLESKINE」では2007年1月から、自分で作る旅行ガイドブック「City Notebook」をラインアップしている。旅の計画から、思い出や足跡まで何でも書き残して、自分だけのガイドブックを作るというわけだ。

 今回、MOLESKINEのノートを使った旅行記のコンペティションが行われ、最優秀作品の3作品が決まった。東京日本橋の丸善など5会場で8月中旬から優秀作品の展示会が開かれている。

東京日本橋・丸善での展示会場。8月29日まで

 日本橋の丸善では、椎橋和彦さんによる最優秀作品1点を含む15作品を展示している。椎橋さんの作品は、香港・マカオの旅をつづったもの。

 飲食から交通機関、観光名所の開設など、テキストの説明だけでなく、カラフルなスケッチや旅行券、地図などを折りこみ、商用ガイドブックにも劣らぬ完成度だ。「ぼくの認識はとても甘かった」と、フェリーが満員で香港からマカオへ渡れなかった失敗談なども書かれており、パーソナルな読み物としても面白く仕上がっている。

 丸善・日本橋店の小出康秀さん(文具グループチーフ)は「最優秀作品を含め、レベルが高くて驚いている。展示を見れば、旅行に使うというノートの用途を再認識してくれるのではないか」という。

 椎橋さんの作品以外にも、いくつか面白い作品を見つけたので写真で紹介しよう。

中欧の旅をつづった中川晴恵さんのトラベルノート。電車好きにはたまらない
台湾の旅行記はKYOKO_Kさんが作成した。写真を豊富に使った料理のページは思わずよだれが出そう
sunaチャンさんはロンドン〜パリ。開いたページはテキストびっしり。
田平瑞枝さんは縦開きのノートを横に使った。雰囲気もずいぶん変わる

 展示方法にも工夫を加えた。作品はすべて“1点モノ”だから、通常の展示ではノートに触れさせない場合が多い。今回は、両手が入るほどの穴を開けたケースの中に作品を展示した。展示ケースの前に用意した、ビニールの手袋をはめれば誰でもケースの中のノートをめくって、中身を楽しめるようになっている。

 「通常と異なる展示方法なので、当初は戸惑うのではないかと思ったが、特に迷わず閲覧していただいている。実際にページをめくり、ノートを楽しめるので来場者には好評のようだ」(前出・小出さん)

手袋をはめて閲覧する来場者

 なお、この催しは、丸善・日本橋店(8月29日まで)のほか、ブックファースト・ルミネ新宿1店(8月30日まで)、青山ブックセンター・青山本店(8月31日まで)、TSUTAYA TOKYO ROPPONGI(9月6日まで)で行われている。また、有隣堂・ルミネ横浜店では8月23日から9月9日まで開催する。なお、関西では9月中旬から開催する予定。

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