子供が使わないオモチャに数百ドルも出すのに嫌気がさしていないだろうか? 子供が興味を示しても、結局不愉快だと思ったり(ブラッツ人形とか)、入手困難だったり(ダンシングエルモとか)する最新のオモチャにうんざりしていないだろうか?
恐れることはない。これから紹介する古典的なオモチャや活動はたぶん、既に家の中に転がっているもので作ることができる。さらに、何時間も子供を楽しませてくれるし、使い終わったときには、「クリスマスのボーナスをつぎ込んで買ったのに」という嫌な気分を味わわずに捨てられる。その上、調査によると、子供は店で買ったオモチャよりも、自分たちで作ったオモチャの方をずっと長い間覚えているという。
では、1ドル以下で幼い子供を楽しませる10の方法を紹介する。
家や小さな城を作るのにうってつけだ。大きな段ボール箱が1つあれば、想像力豊かな子供を何時間でも楽しませることができる。近くにいて写真を撮ったり、ドアを何度もノックしてあげよう。
ヒント 近所の家電店を探してみるといい。たいていは大きな箱をたくさん持っていて、ゴミ箱に捨てるよりもと、快くくれるはずだ。
小学校のころを思い出すシンプルなオモチャだ。先の丸くなった鉛筆2本を持って、真ん中あたりを輪ゴムでくくる。鉛筆を互いに反対方向に縦にひねる(オモチャの飛行機のプロペラを巻くように)。これをテーブルの上に平らに置いて手を離すと、ジャンプする。輪ゴムが切れてしまわないように、きつく巻き過ぎないよう子供に注意しておくこと。切れたときに備えて予備の輪ゴムをたくさん用意しておくといい。
子供がバースデーケーキより好きなものは? もちろん、音だ。小学校のころを思い出す紙鉄砲の作り方を以下に示す。
大型ハードウェアショップのHome Depotは父親にとって素晴らしい避難所だが、毎月1回、土曜日にキッズワークショップも開いている(近所の店舗と時間をチェックしておくこと)。ワークショップでは鳥やコウモリの巣箱、ストックカー、飛行機、木の植木鉢ホルダーの作り方を学べる。父親が年をとって屋根に登れなくなったときに、子供が屋根を修理するのに必要なスキルを学べる、素晴らしい土曜の朝の活動だ。
生物の世話の仕方を子供に教える単純な方法は、何かを植えることだ。底に穴の開いた古いプラスチックのコップを植木鉢代わりにしてもいいし、季節によっては外に植えてもいい。地面を掘るのは子供にとって楽しいことだし、土の中から小さな芽が出てきたら喜ぶだろう。子供らは突然、か弱いものの面倒を見なければならなくなる。
ヒント グリーンビーンズは一番早く成果が得られる。豆はたった2〜3日で土から頭を出し始める。
芝生に水をやるときに、子供にも水をやる。夏の暑い日には、芝に30分の水やりが必要だ。子供に水着を着せて外に連れて行けば一石二鳥だ。
子供も大人もシャボン玉を飛ばすのが好きだ。自分でシャボン液を作るには、ティースプーン1杯分くらいの食器洗い洗剤をカップに入れて、ティースプーン3杯くらいの水を入れて混ぜる。大きなペーパークリップを伸ばして、それを曲げて小さな取っ手がついた三角形にすればシャボン枠を作れる。完ぺきなシャボンを作るためには、もう少し水か洗剤を足して調整する必要があるかもしれない。
ヒント シャボン液を小さな皿に入れると、枠にシャボン膜を張りやすくなる。
わたしが子供のころは、蛍を捕まえて、ふたに穴を開けたマヨネーズの瓶に入れていたものだ。今の子供たちもこういうのは好きだろう。庭に木がないなら、公園に行くといい。夕暮れごろに蛍が光り出すはずだ。蛍を手のひらに止まらせて、優しく捕まえる方法を子供に教えること。蛍を瓶に集めてもいいが、死なせないように、夜が終わるころには逃がすこと(これは自然への責任と尊重を教えてくれる)。
とてもお手軽に楽しめる。紙飛行機の作り方と飛ばし方を教えるのは、子供時代の航行権の1つだ。折り紙への愛と、自分でオモチャを作るというLifehackerの理念を育てる。簡単な作り方を以下に示す。
必ずしもブリキ缶を使う必要はない。プラスチックか発泡スチロールのコップと糸があれば十分だ。
このプロジェクトは振動と和声学を教え、子供に物理学を教えるいい出発点になる。
ヒント 糸電話の糸をドアの下に通したり、角に引っかけたりして話してみるといい。糸をぴんと張っていれば、声は聞こえる。
皆さんはこの夏、どうやって子供を楽しませただろうか? 是非とも教えてほしい。
本稿筆者ブラッド・イザークはリードソフトウェアプログラマー兼ブロガー。目標設定ブログAchieve-IT!で彼の日々の動機付け戦略を読むことができる。
この記事は、Lifehackerの発行元である米Gawker Mediaの許可を得て、アイティメディア株式会社が翻訳したものです。翻訳責任はアイティメディアにあります。