紙も光記憶媒体も粉々にする「S-Tray(エストレイ)」はオフィス用シュレッダー。ゴミ袋交換時のわずらわしさをキャスターや“オマケ”が軽減してくれるかもしれない配慮つきだ。
シュレッダー「S-Tray(エストレイ)」シリーズに光記憶媒体も裁断できる中型サイズ「KPS-MX250」と「KPS-MX350」が登場する。同シリーズの第3弾でサイズ、機能とも個人仕様からオフィス仕様になった。2サイズ展開でゴミ容量が25リットルのものが6万3000円。35リットルは8万4000円。2月8日から順次発売になる。
「S-Tray」の面白いところは、“オマケ”の機能がついている点だ。いっぱいになったゴミ袋を捨てる作業で必ず出てくるのが、裁断クズ。本体内や床に散らばったこれらのクズを掃除しなければならない。クズは静電気を帯びてまとわりつくこともしばしばある厄介なシロモノだけに、普通の掃除よりイライラ度が上がることもあるだろう。
そこでサッと道具を取り出してすぐ掃除できるよう、左の写真のようにあらかじめ本体の下部にちりとり代わりのトレイとブラシが備えつけられているのだ。この“オマケ”が、毎日ゴミ交換をする身にはうれしい機能かもしれない。
裁断すればおのずと裁断クズも2種類出るこのシュレッダーは、投入口もダストボックスも紙専用と光記憶媒体専用に分かれているから、ゴミ分別の手間がいらない。さらに裁断時の音量が一般の会話音量60デシベルより低い、55から56デシベルとやや静か目だ。
また容量が25リットル用の高さがオフィスの机の下にちょうど収まる588ミリ。35リットル用がオフィスの机高とちょうど同じ700ミリと、コンパクトにスッキリと収まってくれるから、手狭になりがちなオフィススペースを考えればうれしいサイズ設計。
さらに本体はキャスター付きでオフィス内をラクラク手押しで移動できる。かさむとバカにならない重さの大量の紙クズを持ってゴミ置きスペースまで移動するのは、距離が長いほど想像以上に重労働。キャスターは、このゴミ袋運搬のわずらわしさからしばし解放してくれる。
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