時間割を作ってそれに沿って仕事をすすめることで残業も減ったカホコさん。ところがヒロシ主任は、なかなか時間割通りに進まないようです。
時間割を活用することのメリットを伝授されたヒロシ主任。さっそく時間割を作り、これに沿って仕事を進めるべく取り組み始めました。しかし、間もなく根本的な問題にぶつかります。
ヒロシ主任 うーむ、突然ですがここで一句。「時間割 作ってみたが 守れない 急な仕事が 多すぎなのだ」
タカフミ君 ん? サラリーマン川柳ですか?
ヒロシ主任 いや、川柳のつもりだったんだけど、勢いあまって下の句まで作ってしまった。
タカフミ君 なるほど、それは予定外でしたね。
ヒロシ主任 実は先週マサヨシ課長に時間割を作れっていわれて、さっそく作ってみたんだけど、これがなかなかうまいこといかないんだ。
タカフミ君 急な仕事が多すぎ、なんですよね。
ヒロシ主任 そうそう。急な仕事さえなければねー。
マサヨシ課長 守れない理由は本当にそれだけなのかね?
ヒロシ主任 うーん、まぁ厳密にいうとそれだけではないんですけど……。
マサヨシ課長 カホコさんは時間割を作るようになってから残業が減っているそうだが。
カホコさん フフ、そうなんです。定時で帰れる日が増えてるんですよー。
タカフミ君 へぇ〜。最近どうも早いと思ったら時間割効果だったのか!
ヒロシ主任 作り方が違うのか、使い方が違うのか、それが問題だ。
マサヨシ課長 その両方だ。でも、ポイントはやはり使い方だと思うぞ。カホコさん、時間割を守る上でのポイントを1つ挙げるとしたら何だろう?
カホコさん そうですねー、時間割をきちんと守る、ということですかねー。
ヒロシ主任 「きちんと守る」って、それができないから困っているのに!
マサヨシ課長 ウム、カホコさんのいうとおりだな。きちんと守ればいいわけだ。そのためには、2つのタイマーが必要になる。
1974年、東京生まれ。ブログ「シゴタノ!仕事を楽しくする研究日誌」主宰。学生時代よりビジネス書を読みあさり、システム手帳の使い方やスケジュール管理の方法、情報整理のノウハウなどの仕事術を実践を通して研究。その後、ソフトウェアエンジニア、テクニカルライター、専門学校講師などを経て、現在は仕事のスピードアップ・効率アップのためのセミナーや研修を手がける。デジタリハリウッド講師。著書に『「手帳ブログ」のススメ』(翔泳社)『スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術』『チームハックス 仕事のパフォーマンスを3倍に上げる技術』『そろそろ本気で継続力をモノにする!』、近著に『Life Hacks PRESS vol.2』『LIVE HACKS! 今を大切にして成果を5倍にする「時間畑の法則」』がある。
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