テキストなしで会話を重視 PCで学ぶ「えいご漬け」

プラトは、PC用英語トレーニングソフト「えいご漬け バリンガシステム」を発売する。英文テキストを使わない学習形式で、英語を話すことを目的としたトレーニングが行えるという。

» 2008年05月27日 16時07分 公開
[杉本吏,ITmedia]

 プラトは5月27日、PC用英語トレーニングソフト「えいご漬け バリンガシステム」を発売する。価格は4980円で、購入は同社Webサイトのみで受け付ける。Windows Vista/XPで利用できる。

 えいご漬け バリンガシステムは、ニンテンドーDS用ソフト「えいご漬け」「もっとえいご漬け」などで知られる英語トレーニングソフトの最新版。CD-ROMにヘッドセットマイクが付属し、PCで利用する。

 バリンガシステムとは、ベルギーの言語学博士ルネ・バスタン氏によって考案された外国語学習法。文構造や口頭表現、対話形式を重視し、外国語を“話す”ことを目的としている。えいご漬け バリンガシステムでは、この学習法を取り入れ、英文テキストをまったく使わずにトレーニングを行う。

表示するカードの一例。左右の男女は名詞カード、中央は「Know」を表す動詞カードで、返答するとカードの下にチェックが付く

 英語の質問を聞いて、その質問に声を出して返答するQ&A形式でトレーニングを進める。ディスプレイには、テキストではなくイラストや図形の「カード」だけを表示し、関連した質問が音声で流れる。ユーザーはカードを見ながら、質問内容に答える。返答するとカードの下にチェックが付き、学習の進捗度合いを確認できる仕組み。158枚のカードと1232のQ&Aを登録しており、カード1枚ごとに複数の質問を用意する。

 英語を学ぶ人の中には、語彙(ごい)や文法の知識は豊富でも、いざ話すとなると言葉が出てこない、という人も多い。「一般に広まっている学習法では、どうしても英文テキストに引きずられ、学んだ知識が聞き取る力や話す力につながりづらかった」(プラト)。英語の文構造をリズムやイントネーションで認識すれば、頭の中でテキスト変換することなく、英文が思い浮かぶようになるという。同社では、「現在の英語レベルに関係なく、話したいけど話せない、と思っている人みんなに使ってほしい」としている。

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