ダイエットの“継続”を助けるWebサービス「Kzoku」近・楽・長で選ぶメタボ対策ツール

ダイエットのための目標を設定して、毎日達成をチェック。“仮想ライバル”を設定して励んだり、周りの人たちの目標がどんなものかを確認することもできる。

» 2008年07月02日 20時25分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 キー・プランニングは7月2日、ダイエット挫折防止サービス「Kzoku」(ケーゾク)のパブリックβ版をリリースした。PC上のWebブラウザ(Internet Explorer 6/7、Firefox 2、Safari 2/3)のほか、各種携帯電話、ウィルコム端末から利用できる。料金は無料。

 「挫折を防ぐためには、目標を短期間で手の届くものに細分化して、ステップ・バイ・ステップで達成していくことが有効」とキー・プランニング。同社代表の木下雄一朗氏が自身のダイエットを契機に発案した「継続支援システム」をもとに、法政大学 文学部心理学科との共同研究の成果を盛り込んだシステムだという。

 あらかじめダイエットのために行いたい行動を設定し、それを実行してサービス画面でチェックすると、「ヤッターポイント」が入手できる。1週間単位でヤッターポイントの合計をチェックし、達成できていたら自分へ「ご褒美」を出すことができる。また実行状況はグラフなどで可視化される。

 行動を支援するために、自分と共通点のある人の行動目標や進行などをチェックして、参考にすることも可能だ。勝手に“仮想ライバル”を設定して、ライバルの状況を定期的に受け取ることもできる。ほかのユーザーに応援メッセージを送ることもでき、受け取った側は設定された条件(行動の回数など)をクリアすれば閲覧が可能になる。

 体重の変化など自分の情報は完全非公開設定はできないが、実際の体重ではなく、増えた、減ったという差分の数字だけを公開することも可能。目標の細分化だけでなく、周りのユーザーとのコミュニケーションも併せて、ダイエットを支援するという。

成功したユーザーのダイエットプランとは?

 現在登録中のユーザーのデータを分析したところ、ダイエットを継続しているユーザーと挫折してしまうユーザーのプランがどう違うかも判明した。

 同社によると、具体的で短期の目標を設定しているユーザーは継続率が高く、逆に抽象的で短期目標を設定していないユーザーは挫折するという傾向だという。

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