特等席なのに使えない? 無変換キーの使い方、教えてくださいBiz.ID Weekly Top10

キーボード上のほとんどのキーに恩恵を感じている筆者だが、実はいまだにどうしても親しみを感じられないキーもある。けっこうな特等席にいるのに地味な印象の“あの”キーである。

» 2008年07月23日 17時00分 公開
[杉本吏,ITmedia]

 先週のBiz.IDアクセスランキングトップに輝いたのは、「目的を達成する説得法」シリーズの第1回「他人のため」は「自分のため」。自分のしたいことを上司や会社に認めてもらうために、他人や自分とどのようにコミュニケーションをとっていけばいいかを解説した記事だ。

 2位の記事では、iPhone(とiPod touch)で使えるショートカットを紹介。Biz.IDではこれまでにもショートカットに関する記事を数多く掲載してきたが、今が旬(?)のiPhoneのショートカットには、やはり多くの注目が集まった。

 複数を使いこなせれば劇的に――と言ってもいいくらいに作業速度が向上するショートカット。筆者も今でこそ淡々と使いこなしているが、初めて自分のPCを持ったウン年前には、[Ctrl]+[F]を知っては興奮し、[Alt]+[Tab]を覚えては感動した。「今までキミたちの能力を完全に見くびっててゴメン……ていうかなんて読むかすら分からなくて『あると?』とか適当に読んでてゴメン……」と、[Alt]キーや[Ctrl]キーに心の中で謝罪したものだ。

 そんな具合に今日までPCを触り続けてきて、キーボード上のほとんどのキーに恩恵を感じている筆者。だが、実はいまだにどうしても親しみを感じられないキーもある。その代表格が、漢字3文字でなんだか無骨な印象のある[無変換]キーである。

 [Space]キーの左というけっこうな特等席にいらっしゃるくせに、「日本語入力システムがオンのときに入力した文字を、全角ひらがな/カタカナと半角カナに変換する」という何とも控え目な能力。それなら[F7](全角カタカナに変換)を使うよ! [F8](半角カナに変換)を使うよ! と言いたくなる。[ScrLK]キーや[Pause]キーも使わないことに関しては同様だが、[無変換]キーはそれらのキーに比べかなり良いポジションに鎮座しているのが問題である。

 ちなみに筆者は、MS-IME 2007のキー割り当てをそのまま使っている。キー割り当て変更ソフトを使って[無変換]キーに本来とは別の役割を持たせるのも手だが、「どうせならすべてのキーに存在価値を見出したい」という面倒くさい性格の筆者。回りには[無変換]キーを活用しているという人はいなかったのだが、「俺は愛用してる」「無変換なしのPCライフなんて考えられない」という読者の方がいらっしゃったら、ぜひご一報いただきたい。

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