キャップレスでもなめらかな書き味――パイロット、国内初のノック式水性ボールペン仕事耕具

パイロットが発売するボールペン「VボールRT」は、インクが液体タイプの水性ボールペンとしては国内初のノック式を採用。なめらかな書き味と使いやすさを両立したという。

» 2008年08月25日 19時00分 公開
[杉本吏,ITmedia]

 パイロットは8月25日、ノック式の水性ボールペン「VボールRT」を発表した。発売は9月15日で、価格は157円。

 ボールペンは、ペン先に埋め込まれた小さなボールが回転し、インクを引き出して紙に線を書く構造になっている。このため、粘性の低い水性染料や水性顔料をインクとして使用するタイプのボールペンでは、筆記時以外にペン先からインクが漏れ出たり、乾燥したりするのを防ぐため、キャップ式を採用している。

 一方、新発売のVボールRTは、ペン先とボールの距離を近づけてすき間を極力なくし、使用しないときはペン先のバネがボールを押し上げてふたの役割をすることで、水性ボールペンとしては“国内初”のノック式を実現したという。

 ペン先の機構に合わせて、せまいすき間でも詰まらないようなインクを新たに開発した。また、従来の液体タイプのインクは、なめらかにくっきりとした線を引ける代わりに乾燥が遅いという弱点があったが、新開発の水性染料インクは、速乾性を高めており紙面をこすっても汚れにくいという。

 ボール径が0.5ミリの極細タイプと0.7ミリの細字タイプを用意し、インクの色は黒、赤、青の3タイプ。サイズは144ミリ×11ミリ(長さ×軸径)で、重さは11.4グラムとなっている。

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