キヤノン、15万円を切るA4カラーレーザー複合機 SMB向け仕事耕具

キヤノンは、A4カラーレーザー複合機「Satera MF8450」を発売する。コピーやプリンタ、スキャナ、ファックスといった各機能を搭載しており、プリント速度はA4カラー、モノクロとも毎分17枚。実売価格は14万9800円の見込み。

» 2008年10月16日 13時16分 公開
[鷹木創,ITmedia]

 キヤノンは、A4カラーレーザー複合機「Satera MF8450」を11月6日に発売する。オープンプライスだが、実売価格は14万9800円の見込み。対応OSはWindows Vista/XP/2000、Windows Server 2008/2003のほか、Mac OS X 10.2.8以降。ただしMac OSではネットワークスキャナの機能が利用できない。

オプションの給紙カセット「1段カセット ペディスタル AC1」を装着した図

 MF8450は、コピーやプリンタ、スキャナ、ファックスといった各機能を搭載した複合機。プリント速度はA4カラー、モノクロとも毎分17枚。自動両面印刷機能のほか、両面読み取りできるADF(自動原稿送り装置)も備えた。給紙容量は標準で250枚に加え、手差しが100枚。スキャナ時にはADFに50枚セットできる。

 カラー印刷の色再現性にこだわったという。コピー時の場合、まずスキャンした原稿データをRGBの色空間テーブルに置き換えて補正し、出力時には補正したデータをCMYKに置き換えて補正する「デュアルダイレクトマッピング技術」を採用。キヤノンによれば、シャドウ部分の色味を忠実に再現できるとし、多色刷りのグラフを多用したビジネス文書などもはっきり印刷できるという。

 また黒のテキスト部分を自動的に認識し、黒トナーだけで印字する「黒文字処理」を採用。キヤノンのハイエンド複合機「imageRUNNER」などで培われた技術で、黒単色で印刷することでテキスト部分がくっきりするとしている。

 Ethernetポートを標準で搭載し、スキャンした画像データをネットワーク経由でPCやサーバに直接送信できる「SENDLite」機能が利用できる。スキャナで画像化したデータの形式は、カラー原稿の場合がJPG/PDF、モノクロ原稿の場合がTIF/PDF。なお生成するPDFは、テキスト部と画像部を切り分けて圧縮効率を高めた。また、USBポートを搭載し、スキャンデータをUSBメモリに直接送信することもできる。

 このほか、操作パネルには3.5インチの液晶画面とスクロールホイールを搭載。紙詰まりの場所などをアニメーションで表示するなど、操作性を向上させた。本体の大きさは546×527×627ミリ、重さは約44キロ。

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