「困る」から始めて学習速度を飛躍的にアップさせる方法3分で読める! 隣のヤツより成果を出す勉強術(2/4 ページ)

» 2008年10月27日 12時00分 公開
[水野浩志,ITmedia]

勉強の目的によって吸収速度が大きく違う

 そもそも勉強とは何のためにやるのでしょう?

  • 「分からないことを知るため」

 と答えたあなた、知的好奇心が旺盛で素晴らしいです。しかし、ビジネスの世界で結果を出す、という点から見ると、この「分からないことを知るため」だけが目的では、成果に結びつかないことも案外多いようです。

 私が見ている限りでは、勉強したことを結果に結びつけている人の多くが、勉強の目的を「分からないことを知るため」に設定していません。では、どういう目的にしているのかというと、

  • 「困ったことを解決するため」

 としているのです。そして、この「分からないことを知るため」と「困ったことを解決するため」という目的には、学びの吸収速度が何倍も違ってくる理由があるのです。

 この2つの目的の最も大きな違いは、「アウトプットを明確にしているかどうか」という点にあります。「分からないことを知るため」という目的には、たいていの場合、明確なアウトプットがありません。しかし「困ったことを解決するため」という目的には、具体的に解決したい結果という明確なアウトプットがあります。この違いが、学びの吸収スピードに大きな影響を与えるのです。

 この違いを理解すれば、学習スピードを飛躍的に高めることは簡単に実現できてしまうのです。

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