キーボードと上ぶたを閉じた状態のポメラの外見寸法は、電子辞書のようだ。そのため、市販の電子辞書の収納ケースはそのまま流用できる……と言いたいところなのだが、いわゆる電子辞書ケースは、実はポメラとは相性が悪いのである。
理由は、市販の電子辞書ケースのほとんどが、電子辞書の底面を両面粘着テープでケース内側に貼り付ける構造になっているためだ。これは、電子辞書をケースに入れたまま上ぶただけ開いて使えるメリットがあるものの、平らな机上でキーボードを展開しなくてはいけないポメラでは、むしろネックになってしまうのである。
今回紹介するエレコムのセミハードタイプの電子辞書ケース「ZSB-DJ003」も、上記のような両面テープ固定式の電子辞書ケースだ。ポメラと組み合わせて使う場合は、両面テープを使うことなく、単なるファスナー式のケースとして使うことになるのだが、立体成型されていて耐衝撃性は高いうえ、見た目もがっしりしているなど、代用品としては十分な機能を持っている。メディア収納用のインナーポケットも備えるため、microSD変換アダプタを収納しておけるのもメリットだ。
製品名 | 実売価格 | 発売元 |
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ゼロショック電子辞書ケース ZSB-DJ003 | 1890円 | エレコム |
PDAや電子辞書ケース以外にも、ポメラの収納に適したケースはある。例えば、エレコムのポータブルHDD用ケース「HDC-001」は、収納目安は145×108×22ミリと、ポメラの本体サイズ(145×100×30ミリ)に比べると奥行きと厚みが若干足りないが、収納はギリギリ可能だ。
外装がEVA(エチレン酢酸ビニル)製であるため、今回紹介しているケースの中ではもっとも耐水性にすぐれている。また、先ほどの「ZSB-DJ003」と同様、メディア収納用のインナーポケットも備えるため、microSD変換アダプタを収納しておくこともできる。カラーバリエーションが3色のみとやや少ないが、もともとポータブルHDD向けでもあるし、致し方ないのかもしれない。
製品名 | 実売価格 | 発売元 |
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ポータブルHDDケース HDC-001 | 1890円 | エレコム |
携帯電話用のマルチケースや、旅行用のポーチなどで、ポメラの収納に適したケースは存在する。例えばクツワが発売している「Dr.ion W(ダブル)携帯ホルダー」は、前面ポケットに2台の携帯電話、本体にPDAやデジカメを収納できるようになっており、ポメラの収納にも適している。
製品パッケージ、メーカーサイトともに正確な内寸表記は見当たらないが、実際にポメラを入れてみた限りでは、これまでのケースと比べても内部はゆったり。底部の素材はポリエステルで、耐衝撃性はそれほど高くはないが、携帯電話などほかの機器とまとめて持ち歩けるのは魅力だろう。ペンホルダーも付属するなど、身の回りの小物をオールインワンでまとめておける。
また、ベルトに通すことができたり、カラビナを用いてバッグに取り付けられるのは、今回紹介しているケースの中では本製品だけが持つ特徴だ。
製品名 | 実売価格 | 発売元 |
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Dr.ion W携帯ホルダー 184DRBK-1800(Amazon.co.jp) | 1890円 | クツワ |
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