実際にスキャンを行う前に、本体サイズと設置面積もチェック。いずれもコンパクトタイプのモデルだから、本体の小ささにばかり目が行きがちだが、トレイを展開した時にどの程度の空間を占有するかも重要なのだ。

奥行きと高さを比較。高さについては、かなりの違いがあることが分かる。右はPFU「ScanSnap S1300」を、B5ノートPCが収納できるバッグに入れた状態。面積的には問題ないが、バッグを閉じるとやや厚みが気になるまずは閉じた状態でのサイズ。これはキヤノンimageFORMULA DR-150の圧勝だ。設置面積についてはほとんど違いはないのだが、キヤノンimageFORMULA DR-150は、ノートPC用バッグのポケットに入ってしまうくらい本体がフラットである。


(左)トレイを展開した状態。キヤノンimageFORMULA DR-150のほうがややコンパクトに見えるが、これは紙をセットしていない状態である点に留意したい。(中央)PFU「ScanSnap S1300」に原稿をセットした状態。奥行きは実測値で25センチ。(右)キヤノン「imageFORMULA DR-150」に原稿をセットした状態。奥行きは実測値で25センチと、PFU ScanSnap S1300と変わらないつぎに開いた状態でのサイズ。仕様の数値だけ見るとキヤノンimageFORMULA DR-150のほうがコンパクトだが、これはキヤノンimageFORMULA DR-150のトレイが若干短いためであり、A4の書類をセットした状態では、両者とも奥行きは25センチ(実測値)と差はほとんどない。このあたりは、実際に紙をセットしてみないとなかなか分からないポイントだ。
なお、両製品とも(多くの家電製品がそうであるように)壁にぴったり付けて置くことは推奨されていない。念のため注意しておこう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.