四角形と矢印だけで表現できるような世の中のビジネスは、一方的なものはむしろ少なく、通常は、ある作用に対して反作用が存在します。
例えば、商売であれば、何か価値あるものを提供して、その見返りに代金をもらうことが基本です。組織においても命令しただけでは終わらず、命令に対して部下は報告義務があるのが普通です。このように世の中の多くの事象はインタラクティブ(双方向)なのです。インタラクティブな関係では、矢印がお互いに行き来します。例えば、以下の例を見てみましょう。
どうですか? だんだん、図解がリアルに感じられるようになったでしょう。
今度は、前述のインタラクティブな関係と違い、矢印のない直線や両端が矢印のケースでは、順番というものは存在しません。すなわち、四角形で示された2者の関係は「対等」です。ビジネス的には提携、同盟、強調といったもちつもたれつの関係ということになります。
その際、矢印の上か下に、「営業提携」「資本提携」「業務提携」など具体的にその関係性を入れましょう。ビジネス以外なら「夫婦」「恋愛関係」「同僚」などつながりを示すキーワードを入れます。
また、両端が矢印の場合は、協調関係というよりはライバル、競合、対立関係を示すようにしましょう。両端矢印は「反目する関係」と頭に浮かべるとよいでしょう。
まとめますと、矢印なしの直線、両端矢印は相互作用の関係、対等の関係と理解しておけばよいと思います。
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