わたしたちは情報をインプットして、理解し、記憶するときには必ず「絵」にしています。本連載では入ってきた情報を整理・分析し、他人に分かりやすく伝える技術「図解通訳」を紹介。今回は四角と矢印という基本形、そして、そのバリエーションで描けるさまざまなな関係性を解説していきます。
前回は、図解で考えながら、メモをとる重要性を解説しました。個条書きメモをやめて、図解でメモをとる習慣を身につければ、あなたが想像するよりはるかに知的生産性が上がること間違いナシです。
今回は、基本形である「四角形と矢印」でどんな表現が可能なのか、解説してみます。
図解通訳の基本となる構成要素(エレメント)は「四角形と矢印」です。四角形と矢印によって物事の関連性を示すことができます。
四角形の中には、人、企業、対象物、コンセプト、作業内容、現象などさまざまなものが入ります。また、矢印は四角形から別の四角形に対して何かを与える、提供する、あるいは主従関係によって支配したり、命令したりといった意味になります。
応用範囲の広い四角形と矢印ですが、逆にいえば、あらゆる事象はこの基本パターンの繰り返しや組み合わせで表現できるということです。さらに、矢印のバリエーションを増やすだけで、多様な表現が可能となります。
それではさっそく、簡単な例で解説してみましょう。
どうですか? 簡単でしょ?
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