元気のない自分にアドバイス――やる気リカバリー動画を自作するiPod touchだってできるもん(1/3 ページ)

iPod touchを生かしたアイデアを考えて実験する連載「iPod touchだってできるもん」。いよいよ最終回となりました。今回は「どうしてもやる気になれない」――。そんな時の自分にアドバイスできる動画を作ってみました。

» 2010年01月26日 18時00分 公開
[石井力重,Business Media 誠]

 日々大量の仕事をしていく中で「どうしてもやる気になれない」時があります。仕事のファイルを立ち上げるのがおっくうで、いたずらに30分ほどネットサーフィンをしてしまった、なんてこともしばしば。

 そんな自分を動かすため、iPod touchの中に「セルフ指示ルーレット」を作ってみました。動画の作成作業があるので少々手間はかかりますが、試してみる価値はあると思います。

用途アイデア名 「どうしてもやる気になれない時用のルーレット」
3つの効果 1. 元気なときの自分が落ちている時の自分にアドバイスできる。
2. 意識を切り替えられる。
3. ボーッとしている間にできる軽作業で、生産的に時間をつかって回復を待てる。
必要な道具 ・PowerPoint
・Windowsムービーメーカー
・どこでも!iPod&iPhone動画


セルフ指示ルーレットの作り方

  • 1. どうしてもやる気になれない時に“するといいこと”をリストアップする。

 「ゴミ箱を空にする」「名刺の補充」「分析の資料を1カ所に集める」など、頭を使わずにできる作業や意識の切り替わる作業を、たくさんリストアップします。また、普段調子がいいときに自分がしている作業を、着手段階の作業や、3分でできる作業などを細かく分割して入れるといいでしょう。

  • 2. PowerPontファイルに打ち込む。

 前回に似た、画面サイズに適するように設定をしたPowerPontのファイルを用意しました。こちらからダウンロードして自由に使ってください。

  • 3. PowerPontファイルを画像(JPG)ファイルとして保存。

 前回と同じ方法です。詳しくは、前回の記事のステップ2を確認してください。

  • 4. 画像をムービーメーカーに入れ、動画にする。

 はき出された全画像ファイルを、ムービーメーカーにドラッグして入れます。

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 全選択し、下側にあるタイムライン部分に入れます。タイムライン上、各ファイルの表示時間を、極限まで短くします(ファイルをクリックして、右端をドラッグすると、長さが変えられます。最短は0.5秒)。画像枚数が多いと手間はかかりますが、それでも作業は数分で終わります。

 この時に出来上がるタイムライン上のファイルを全選択してコピーし、タイムライン上に何回か貼り付けるのをオススメします。5回くらいの繰り返えすと、ルーレット用の動画に役立ちます。

 右上の「ムービーの発行」を押して、ムービーを発行。WMV形式のファイルが出来上がります。

  • 5. 「どこでも!iPod&iPhone動画」で変換&iTunes登録

 「どこでも!iPod&iPhone動画」をダウンロードしておきます。「どこでも〜」を立ち上げ、ムービーメーカーが発行したファイルを、上部にドラッグします。

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 そして下側の右のボタン「変換後iTunes登録」を押します。これで、変換、そして、iPod touchに入れる準備が整います。

  • 6. iPod touchをPCにつなぎ、同期。

 うまくいかないときは、iTunesのiPod touchをクリックし、そのなかのムービータグを開いて、同期したいファイルにチェックを入れます。これで、iPod touchに動画が入ります。

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