ビジネスホテルでの短期滞在という「準ノマドワーク」(紙の入出力+自炊編)脱ガンジガラメの働き方(2/3 ページ)

» 2011年09月07日 17時25分 公開
[山口真弘Business Media 誠]

「紙→デジタルデータ」はコンビニ利用か、モバイルスキャナで

 いっぽう「紙→デジタルデータ」、つまりスキャンについては、読み取る枚数によっても対応が違ってくる。枚数が少なければセブン-イレブンなどのスキャンサービスを用いればよいし、枚数が多ければモバイルタイプのドキュメントスキャナ、具体的にはPFUの「ScanSnap S1100」などを用いることになる。


セブン-イレブンのマルチコピー機はスキャンにも対応する。ただし単価が1枚50円と高額なこともあり、たくさんの枚数のスキャンには向かない。ローソンでもスキャンサービスを展開しているが、フラットベッドタイプなので原稿の交換が手間なのと、こちらも1枚50円ということで、臨時という位置づけ

PFUのドキュメントスキャナ「ScanSnap S1100」。読み取りは1枚ずつだが、コンパクトで持ち運びが容易。サイズはノートPCの拡張バッテリ程度。USBバスパワー駆動なのでACアダプタ不要なのもメリットだ

 ScanSnap S1100は、上位機種のS1500やS1300のように複数枚の原稿をセットできるわけではないが、筐体がスティック状でコンパクトなこと、さらにUSB給電で動作することもあり、ノマドワーク向けの製品だと言える。オプションの純正ケースに入れるとコンパクトさが失われるのがややネックといえばネックだ。筆者は今のところ放ったらかしで裸のまま持ち歩いいているが、別途保護ケースなどを自前で調達したほうが良いかもしれない。

ScanSnap S1300(写真奥)であれば両面かつ複数枚の同時読取も可能で、作業効率はアップする。あらかじめ宅配便でビジネスホテルに荷物を送るのであれば、こちらの製品もありだろう

 筆者自身、書籍の原稿校正のような大掛かりな作業がある時を除けば、常時スキャナを持ち歩いているというわけではないのだが、モバイルタイプのスキャナがあれば出先で受領した紙ベースの資料をデジタル化してその場で破棄するといった作業も行えるので、ビジネスホテルでの短期滞在ではなにかと便利なのも事実だ。もし、ビジネスホテルに前もって宅配便などで荷物を送るのであれば、S1300や、あるいはキヤノンのDR-150などでもよいかもしれない。


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