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» 2011年09月07日 17時25分 公開

ビジネスホテルでの短期滞在という「準ノマドワーク」(紙の入出力+自炊編)脱ガンジガラメの働き方(3/3 ページ)

[山口真弘,Business Media 誠]
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仕事で参照したい書籍は「自炊」して持ち歩く

 ところで、ノマドワークに限ったことではないのだが、そこそこの日数がある出張や旅行においては、本というのは厄介な存在だ。荷物になるし、重量もそこそこある。1冊2冊であればたいした問題にはならないが、仕事で使う可能性がある本を何十冊もまとめて持ち運ぶのは、物理的に不可能だ。

本を自炊してPDFデータ化しておけば、どれだけ冊数が多くても荷物にならない
タブレットなどの端末で表示すれば、参照しながらPCで作業をするのも容易で、読書などにも活用できる

 結果的にこうした本は前もって裁断してスキャン、要するに「自炊」をしてデジタルデータとして持ち歩くことになる。自炊をしてしまえば体積はゼロになるわけで、何冊持ち歩こうが重さを感じることもない。300dpi程度でスキャンした場合の本1冊が100Mバイト程度だとして、32GバイトのmicroSDがあれば300冊以上は持ち歩ける計算だ。これならプライベートで読む本を足しても余裕だろう。

 これら自炊データをどのようにして持ち歩くかは、活用方法にも依存する。仕事で参照する本についてはノートPCで表示するよりも、タブレットなどの端末を用いて別画面で表示できたほうが都合がよい。いっぽう検索や引用などが多いのであれば、PCで表示したほうがスムーズだ。自炊データをmicroSDに入れておけば、ノートPCとタブレット端末で差し替えることで、相互にデータをやりとりできる。

 もっとも、iPadであればmicroSDは利用できないので、この場合はDropboxなどのオンラインストレージにストックしておき、「GoodReader」や「i文庫」などの対応アプリで都度ダウンロードして参照するほうが汎用性はある。ただし目的の内容がどの本に書かれているか分からないような場合、ひとつひとつの自炊データをDropboxからダウンロードして探すのは時間がかかりすぎるので(ネット回線を長時間占有されるという問題もある)、あらかじめiPadに入れて持ち運んだほうがよいかもしれない。なかなか難しいところだ。

 いずれにせよ、オンラインストレージが万能だからといって全面的に頼ってしまうと、ハンドリングが悪くなることもあるので、ケースバイケースで対応すべきだと思う。自炊データは個人で使う限りではコピー回数に制限があるわけではないので、必要なデバイスに複数のコピーを持っておくというのも悪くはないだろう。

脱ガンジガラメの働き方
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