30代で、その人の“お金の人生”が決まる30代にしておきたい17のこと(2/4 ページ)

» 2012年11月02日 11時00分 公開
[本田健,Business Media 誠]

35歳を過ぎて、急にお金持ちになる人は少ない

 30代で、その人の「お金の人生」はおおよそ決まってしまいます。

 35歳を過ぎて、急にお金持ちになる人はあまりいません。成功する人は、20代でその片鱗を見せていますし、30代には、何らかの結果が出ています。結果が出せていない人は、お金とのつき合い方が、まだ定まっていないのです。

 厳しい言い方かもしれませんが、30代のときに、「一生食べていける資産を40代でつくれている自信」がなかったら、将来、経済的自由を得るのは難しいと思ったほうがいいと思います。

 もしも収入の20%ずつを残していたら、5年で1年分の収入を貯蓄できます。それを20年貯めていたら、4年分の生活費が元金として残っているはず。それを運用していけば、一生食べる分くらいの財産はできていきます。50歳前に、ある程度の資産ができていなかったとすれば、それはお金とのつき合い方が、普通の人と同じで、常識的だったということになります。収入が少なすぎたか、使いすぎているために、お金が手元に残らなくなっているのです。そのことを知っておかなければなりません。

 お金と上手につき合うことができれば、人生でやりたいことを自由に実現できます。しかし、一歩間違えば、たくさんの人を巻き込みながら、不幸になる可能性があります。

 40代は、あきらめの数値の中から、その数値をやりくりすればいいので、ある意味、簡単です。

 「もう起業したりすることはないだろう」

 「子どもにはこれだけの費用がかかる」

 「退職金はアテにできない」

 などなど、よくも悪くも、「自分の行く末」が見えています。結果として、それにかかる費用、かからない費用も分かってきます。

 でも30代には、まだ希望が残っています。自分の才覚で独立してやっていくこともできる。そのために、「じゃあ、いくら何に投資するのか」というようなことを自己投資も含めて考えてみましょう。

 30代にいくら稼いで、いくら使うのかということが、その人のお金の人生を決めます。他の分野でもいえることですが、経済的な面からも、30代というのは人生の基盤をつくる、とても重要な時期だと思います。

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