30代、幸せな人生を手に入れるのにはどうすればいいの?30代にしておきたい17のこと(1/4 ページ)

幸せになりたければ、大好きなことを仕事にしたほうがいい。嫌いな仕事は、健康や精神、経済面などすべてに悪い影響を与えてしまう。お金のために働くだけでなく、30代では大好きなことを仕事にして、幸せな人生を手に入れよう。

» 2012年11月13日 11時00分 公開
[本田健,Business Media 誠]

30代にしておきたい17のこと:

 この連載は書籍『30代にしておきたい17のこと』(だいわ文庫)から抜粋、再編集したものです。

 30代は、その他の年代に比べて人生がダイナミックに変化する時期です。結婚や転職、収入の格差など、周囲とも差が出てきて、昔からの友人でも会話がかみ合わなくなることもしばしばです。また社会人としてのキャリアが10年以上経過し、落ち着いて自分を見つめられる時期でもあります。そのため自分の実力を自覚してがくぜんとしたり、逆に新たな可能性に心を躍らせることもあるでしょう。30代は、希望と絶望のはざまの10年とも言えるのです。

 この10年をどう乗り切るのか、それによって今後の人生が左右されるとも言えます。その貴重な10年にぜひしておくべき17のことを、ベストセラー作家の本田健が、自身の体験も交えて紹介します。


著者プロフィール:

本田健(ほんだ・けん)

 神戸生まれ。経営コンサルティング会社、ベンチャーキャピタル会社など、複数の会社を経営する「お金の専門家」。独自の経営アドバイスで、今までに多くのベンチャービジネスの成功者を育ててきた。

 『ユダヤ人大富豪の教え』(大和書房)をはじめとする著書はすべてベストセラーで、これまでに70作品以上を出版し、累計部数は500万部を突破。現在は、執筆活動、講演会やセミナー、ポッドキャスト、各業界のトップランナーとの対談した内容をまとめたオーディオ教材など、さまざまなメディアから、「人生を幸せに豊かに生きる知恵」を伝えている。

 本田健の公式Webサイト「幸せな小金持ちになるホームページ」、各業界のトップランナーと対談「アイウエオーディオ倶楽部


どうして嫌いな仕事を続けていくのか

 『20代でしておきたい17のこと』では、「大好きなことを見つけよう」という話をしました。30代では、一歩進んで、大好きなことを仕事にしてもらいたいと思います。

 大好きなことを仕事にするというと「お金がなくても、楽しければいいや」という消極的なイメージがあるかもしれません。

 しかし現実はその逆で、大好きなことを仕事にしている人は、嫌いなことをしている人よりもはるかに成功する可能性が高いのです。また、大好きなことをしている本人は幸せになれるし、そんな幸せな人と一緒にいられる家族、仕事仲間やお客さんも幸せになれるでしょう。

 そういうことからも、大好きなことを仕事にするのはとても大切です。

 幸せになりたければ、大好きなこと以外の仕事をしてはいけません。なぜなら嫌いな仕事をやるのは、あなたの健康面にも、精神面にも、経済面でも悪影響を与えるからです。

 20代なら、すべての仕事はいい経験として将来につなげることができます。しかし、30代以降も嫌いな仕事を続けていては、その人の大切な部分がむしばまれていくでしょう。嫌いな仕事をずっとやることは、緩慢な自殺をしているようなものです。

 あなたのためにも家族のためにも、職場の人のためにもお客さんのためにも、仕事を変えたほうがいいでしょう。

 仕事に100%の愛情を注げない人は、その仕事をやる資格がありません。なぜなら、どんな仕事も愛情を注がれるだけの価値があるからです。嫌々やっていては、その仕事がかわいそうです。もちろん、それをやっている本人がいちばん大変なのは間違いありません。

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