スマートフォンをクレジットカード決済端末として利用可能にするサービス「PayPal Here」が、決済手数料を3.24%に改定。同種のサービスでは、楽天スマートペイと並ぶ最も安い料率となった。
スマートフォンを活用したクレジットカード決済サービス「PayPal Here」を提供するPayPalは、7月1日から決済手数料を現在の5%から3.24%に引き下げると発表した。同種のサービスとしては、楽天スマートペイと並ぶ最も低い料率となった(2013年6月20日時点)。
PayPal Hereは、iPhoneやiPad、Android端末のイヤフォンジャックに専用のカードリーダーを差し込むことで、クレジットカード決済サービスの提供を可能にするサービス。日本ではソフトバンクと合弁会社を設立し、2012年9月からサービスを開始した。
スマートフォンのモバイル回線を使って決済時の通信ができることから、小売店や店舗が時間や場所を選ばずクレジットカード決済を行えるのが特徴。また、据え置き型タイプの決済システムに比べて多額のコストをかけずに導入できる点も注目を集めている。
日本では楽天スマートペイ、Coiney、Squareといった同種のサービスが提供されており、1回の決済で店舗が負担する手数料は楽天スマートペイが3.24%、Coineyが4%、Squareが3.25%(2013年6月20日時点)。今回の料率改定でPayPal Hereは、楽天スマートペイと並ぶ最も安い決済手数料となった。
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