iPhoneから学ばないのはもったいない! 華麗なるブランディング戦略と魅惑の端末走る社長の軽快ブログ(1/2 ページ)

なぜiPhoneだけがこんなに注目され、そして売れるのでしょうか? iPhone 5s/5cの初日に並んで買った人の属性を基に3つのポイントを挙げてみました。

» 2013年09月24日 12時33分 公開
[貫洞沙織,Business Media 誠]
誠ブログ

 こんにちは! 走る社長、貫洞(かんどう)です。最近は、毎日7キロ走っています。

 9月20日は、待ちに待ったiPhone5s/5cの発売初日でした。私も店頭販売員として、その一部始終を体感してきました(補足:弊社は携帯ショップ向けの販売員の仕事をしており、私も週に2日は携帯ショップの店頭に立っております)。

 準備のために朝の6時半にショップに出勤した際、既に数人が並んでいました。その後も列は伸び続け、オープン時間には30人程度の行列ができていました。並んでから実際に手に入れるまで、5時間以上掛かった人もいました。それでも、発売初日にiPhoneを受け取って帰る人はとてもうれしそうでした。

iPhone 5s
iPhone 5c

 さて、なぜiPhoneだけがこんなに注目され、そして売れるのでしょうか? 今まで「魅力的な端末だから」と簡単に考えていましたが、今回は少し掘り下げて考えてみました。初日に並んで買った人の属性は、大きく以下の3つです。

  1. Appleが好きだから初日に買いたい
  2. 人気のある端末だから買い換えて使ってみたい
  3. 使いやすいと評判だからiPhoneにしたい

 1は明確でブレがありません。Appleストアに並んでいた人もこれでしょう。「Appleの大ファン」という方です。

 2は、それこそ行列が行列を呼んだ良い例です。人気の理由を自分で確かめてみたい、という探究心の強い方も多いです。

 3は、周りのiPhoneユーザーからの評判を聞いて自分も欲しい、と思った方です。

 繰り返しますが、どのタイプのユーザーも、とてもうれしそうだったのが印象的でした。キャリアや店舗によってオペレーション上のトラブルも発生しているようですが、あくまでこれは私の受けた印象です。

 そして私自身、1日の半分以上iPhoneに触れていて感じたのですが「初めて触る端末なのに、なんだか懐かしい感じ」です。これは震えるほどすごい事だと感じます。

 どこに何があるかが何となく分かる安心感、いろいろなことができそうなワクワク感、パッケージまでを含めたスタイリッシュさ、それらが荒波のように押し寄せてくる、そんな端末でした。iPhoneを一言で言うと「裾野の広い魅力的な製品!」です。

       1|2 次のページへ

注目のテーマ