初めての人でもできる「青色申告」――やよいの青色申告14編：消費税8％時代の確定申告（2/13 ページ）

[奥川浩彦, 監修：木村税務会計事務所 税理士 木村聡子，Business Media 誠]

2014年版から一新された初期画面

　ウィザード形式の初期設定が終わるとようやく最初の画面が立ち上がる。過去7年間はほぼ同じ画面を見ていた気がするが、やよいの青色申告14から初期画面が一新された。従来は上部のタブで「取引」「集計」「決算・申告」といったカテゴリーを選択していたが、左側にカテゴリーメニューが用意され、大きなディスプレイを使用していれば直接カテゴリー分けされた機能にアクセスできるようになった。

　筆者はデスクトップPC派で2560×1440ドットのディスプレイを使用しているので、タブの切り替えなしでダイレクトに各機能に移動できるので好印象だ。設定で従来の画面に変更できる。

　ウィザード形式の設定は完了したが、記帳を始める前に家事按分のため水道光熱費や通信費に補助科目を作成したい。膨大な入力作業の後に「あちゃー」と後悔しないため、初期設定は慎重に行いたい。

クイックナビゲータと呼ばれる初期画面。13までと大きく変わった。右側のガイドはたためる

たたむと隣のカテゴリーもアクセスしやすくなる。設定をクリックすると従来画面に切り替えられる

横2560ドットだとタブの切り替えなしでほとんどの機能にアクセスできるようになった

起動時に別ウインドウでお知らせやFAQが表示されるようになった

クイックナビゲータの設定でクラシックタイプの表示に変更できる

従来の画面に切り替えると上部にタブがあり、カテゴリーを切り替えて使用する。好みで使い分ければいいだろう。では、「科目設定」をクリックして家事按分のための科目設定を開始しよう

ウィザード形式の初期設定で、普通預金の補助科目に銀行口座、売掛金の補助科目に得意先が自動的に登録されているのが確認できる。初心者にはありがたい

損益科目のタブに切り替え、水道光熱費を選択し「補助作成」をクリック

電気代、ガス代と補助科目を作成する

補助科目が作成できた。これで電気代は50％、ガス代は10％などと別々の値で按分が可能となる

必要であれば経費に勘定科目を作成する

会議費を作成してみた

会議費、新聞図書費が作成された

事業所設定もしておこう

住所、電話番号などを記入する。ここで入力しておけば決算時に取り込みが可能となる