社内、社外問わず、ランチをする際の会話のポイントは「かしこまりすぎず、くだけすぎず」です。一緒にするだけでも仲よくなれる貴重な機会ですので、ぜひとも活用しましょう。
本連載は、金子敦子著、書籍『「で、結局何が言いたいの?」と言われない話し方』(日本実業出版社)から一部抜粋、編集しています。
「そんなつもりじゃないのに……」
「なんで、分かってくれないの!」
「聞いてないよ、って言われても」
一生懸命話しているのに思った通りに伝わらない、話しているうちに伝えるべきことが分からなくなる……。こう感じたことがある人は少なくないのではないでしょうか。
本書では、「打ち合わせ」や「会議」「プレゼン」など、さまざまな場面におけるコミュニケーションのポイントを紹介。仕事で必要な「本当に使えるコミュニケーション能力」を身につけるコツをやさしくまとめました。
・伝わらないほうがあたりまえ
・表現だけでなく、中身も大事
・打ち合わせのゴールは、「誰が」「いつまでに」「何をするのか」
・プレゼンのゴールは、聞き手の成果につながること
・飲み会は「楽しむのが目的の会議」
「誤解なく、確実に自分の言いたいことを伝える力」が身につく1冊です。
「ランチ」は「飲み会の昼版」と考えられる部分もありますが、事情は会社によってさまざまでしょう。私の場合、ランチの時間は主に次の4つのパターンでした。
コンサルタントもアナリストも時間に追われる仕事だったので、頻度が高かったのは1.ですが、「話し方」が関係してくるのは2.〜4.になります。
2.は、どの会社でも見られる光景でしょう。私はアナリスト時代、顧客との「ランチミーティング」でも、サンドイッチなどのお弁当を持って食事はそこそこで話を中心にする3.のパターンと、ゆっくりランチを楽しみながら顧客と話す4.のパターンがありました。
就業時間中に夕食を食べるかどうかは人によるでしょうが、ランチはほとんどの人が食べるでしょう。ランチは一緒にするだけでも仲よくなれる貴重な機会ですので、ぜひとも活用しましょう。
社内、社外ふくめて、ランチをする際の会話のポイントは、「かしこまりすぎず、くだけすぎず」です。
では、2〜4.の状況をふくめて、「社内の人」「社外の人」という視点からランチの会話のポイントを見ていきしょう。
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