彼は、今日はメガネをかけているもしもネイティブが中学英語を教えたら

もしもネイティブが中学英語を教えたら? 今回は、現在形と現在進行形について勉強します。

» 2014年09月11日 05時00分 公開
[デイビッド・セイン,Business Media 誠]
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連載「もしもネイティブが中学英語を教えたら」について

本連載は、デイビッド・セイン著、書籍『もしもネイティブが中学英語を教えたら』(アスコム刊)から一部抜粋、編集しています。

あなたが学校で習った英語、実は、ネイティブが使っているものとは、ちょっと違うのをご存じですか? 例えば、

 ・現在進行形は、現在行っていることだけをいう表現ではない。
 ・“could”は“can”の過去形としてほとんど使われない。
 ・“may”はほぼ死語。
 ・ネイティブは関係代名詞をほとんど使わない。

こういうものが、まだまだあるのです。

この本では、英語そのもののニュアンスをネイティブがていねいに説明します。学校では教わらなかった英語の本質を理解できますから、ネイティブにちゃんと伝わる英語が使えるようになりますよ。


“He’s wearing glasses today.”を、日本語にすると……

中学英語ではこう習う

彼は今日メガネをかけている。


ネイティプならこう教える!

彼は、今日はメガネをかけている。
(でも、いつもはかけていない)


ココがPOINT!

いつもはそうでないことを暗に示す現在進行形

“wear”のような「状態」を表す動詞は、日本語が「〜している」でも、現在形で表すのがお約束。ですから、「彼は(いつも)メガネをかけている」なら“He wears glasses.”となります。

でも、これをあえて“He’s wearing glasses today.”と、現在進行形にすると、「今は〜している」(でも、いつもはそうではない)と「一時的な状態」であることを強闘するニュアンスに。あえて進行形を使うと、いつもと違う状態を表せます。


練習問題

1. 彼は、今日はネクタイをつけている。

“He’s wearing a tie today.”

 「今日は」ということは「いつもの習慣とは遣う」ということ。このような場合は、現在進行形を使いましょう.


2. 彼は毎日ネクタイをしている。

“He wears a tie everyday.”

 「毎日」と言っているので、習慣です。こんなときに使うのは、習慣を表す現在形になります。


3. あなたは今日は(やけに)親切ですね。

“You’re being kind today.”

 「いつもは親切でないのに、今日は〜」というニュアンスなので、現在進行形を使って表現しましょう。

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