もしもネイティブが中学英語を教えたら? 今回は、現在形と現在進行形について勉強します。
本連載は、デイビッド・セイン著、書籍『もしもネイティブが中学英語を教えたら』(アスコム刊)から一部抜粋、編集しています。
あなたが学校で習った英語、実は、ネイティブが使っているものとは、ちょっと違うのをご存じですか? 例えば、
・現在進行形は、現在行っていることだけをいう表現ではない。
・“could”は“can”の過去形としてほとんど使われない。
・“may”はほぼ死語。
・ネイティブは関係代名詞をほとんど使わない。
こういうものが、まだまだあるのです。
この本では、英語そのもののニュアンスをネイティブがていねいに説明します。学校では教わらなかった英語の本質を理解できますから、ネイティブにちゃんと伝わる英語が使えるようになりますよ。
彼は今日メガネをかけている。
彼は、今日はメガネをかけている。
(でも、いつもはかけていない)
いつもはそうでないことを暗に示す現在進行形
“wear”のような「状態」を表す動詞は、日本語が「〜している」でも、現在形で表すのがお約束。ですから、「彼は(いつも)メガネをかけている」なら“He wears glasses.”となります。
でも、これをあえて“He’s wearing glasses today.”と、現在進行形にすると、「今は〜している」(でも、いつもはそうではない)と「一時的な状態」であることを強闘するニュアンスに。あえて進行形を使うと、いつもと違う状態を表せます。
“He’s wearing a tie today.”
「今日は」ということは「いつもの習慣とは遣う」ということ。このような場合は、現在進行形を使いましょう.
“He wears a tie everyday.”
「毎日」と言っているので、習慣です。こんなときに使うのは、習慣を表す現在形になります。
“You’re being kind today.”
「いつもは親切でないのに、今日は〜」というニュアンスなので、現在進行形を使って表現しましょう。
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