頼られる人になる「経理アタマ」の鍛えかた

「専門用語を使わずに分かりやすく説明する」というのは大事なことですが、使う場面と相手によっては専門用語を交えたほうが、話は早く進みます。

売上や経費が変わればその影響が税金にも現われます。会社の損益を検討するときは、支払わなければならない税金がいくらになるかにも着目しましょう。

「適当にやっておいて」と言われるのは困ったものですが、経理は時にそうした“ムチャ振り”をされる立場です。今回は、あいまいな要請のさばき方を考えます。

経理の専門知識というと「簿記」があります。経理の基本を身につけるために簿記は必要ですが、役に立たない専門知識まで勉強することはありません。

複雑な経理の処理を正確に、効率よくこなせるようになっても、ほかの職種の人には、そのすごさがなかなか伝わりません。正当に評価してもらうためには発想を変えてみることも必要です。

ミスがあると、つい、自分を責めたり、誰かに責任転嫁したりしがちです。でも、落ち込んでいる場合ではありません！ミスは経理の仕組みを改善する大きなチャンス。これを生かさない手はありません。