ネット上でたま目にするのが、オリジナルの封筒に関する記事だ。Googleマップ上で宛先と差出人を指定した封筒や、白鳥柄の切手を効果的に使ったユニークな自作封筒といった記事を、ネット上で見たことがある人も多いだろう。
もし、既製品の封筒を使わず、こうしたオリジナルの図柄の封筒を自作するのであれば、封筒自作用のテンプレートを用いるとよい。各種サイズの封筒のアウトラインを手軽に取ることができるので、インクジェットプリンタなどから出力した紙で、オリジナル封筒を簡単に作れる。
テンプレートはいくつかのメーカーが発売している。今回は、呉竹が発売している「封筒テンプレート 長形」を使って封筒を自作してみた。A4以上の用紙にテンプレートをあてて型を切り抜いたのち、定規を用いて谷折りにし、のり付けすればオリジナル封筒のでき上がりだ。
紙の種類は問わないので、文具店で売っている画用紙やアート紙はもちろんのこと、新聞や雑誌のページ、さらに自分でデザインしてインクジェットプリンタで印刷した紙からも、手軽に封筒を作成できる。
いくつかの種類を作ってみた。左から、クラフト紙、Googleマップ、雑誌のグラビア、金色コート紙、柄ありシルバーシート。右の写真は、無印良品で販売している封筒テンプレート。谷折り線や切手ガイドを備えるなど高機能だが、A4よりも大きな用紙サイズが必要となる
市販の事務用封筒のコストの安さを考えると、倹約のために自作するというのはややナンセンスだが、洒落っ気のあるオリジナル封筒を作る目的にはぴったりだろう。封筒の表も裏も絵柄になってしまって宛先や差出人名が書き込めないという場合でも、タックフォームで貼りつければ問題ない。プレゼントを贈る際など、ちょっと気が利いたワンポイントが欲しい時に、試してみてはいかがだろうか。
製品名 | 実売価格 | 発売元 |
---|---|---|
封筒テンプレート 長形(SBTP12-20) | 840円 | 呉竹 |
自分で作れる 封筒テンプレート | 300円 | 無印良品 |
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