なぞった文字をスマホで撮影するだけ――マーカーでデジタル化、KYBER SmartMarker
オーリッドは、デジタル化したい文字をなぞったり囲むことでOCR処理する蛍光ペン「KYBER SmartMarker」を発売する。普段使っているノートに書いた文字などを、一部だけデータ化したいといった用途に使える。
オーリッドは、デジタル化したい文字をなぞったり囲むことでOCR処理する蛍光ペン「KYBER SmartMarker ECO(オレンジ)」を2月8日に発売する。価格は1980円。Amazon.co.jpでは発売記念特価980円で発売中。日本語、英語、中国語の3言語に対応する。
会議の資料や新聞、メモ用紙に書いてある文字の中からデジタル化したい部分をKYBER SmartMarkerで指定し、専用のスマートフォンアプリ「O-RID KYBER」で撮影することで、最速90秒、遅くとも24時間以内にOCR処理したデータを得られる。
OCR処理の仕組みは、専用ノートに書いて撮影した手書き文字をインターネットを介して人目でデジタル化する「KYBER SmartNote」と同じ。機械的にOCR処理するよりも変換精度が高いのが特徴だ。
またKYBER SmartNoteとの違いとして、どんなノートや書類でも使えるのと、書いてある文字の一部だけをデジタル化できる点がポイント。「部分的にキーワード(タグ)だけを文字認識したい」といったニーズに対応する。ナカバヤシのスマコレペンも専用ペンで囲ったところをデジタル化できたが、KYBER SmartMarkerではなぞった文字もデジタル化する。文字数が多い場合には囲い、少ない場合にはさっとなぞってデジタル化できるというわけだ。
KYBER SmartMarkerの本体サイズは11.6×134ミリ(最大径×全長)。色は蛍光オレンジ。新聞など色付の紙にマーカー場合でも、蛍光オレンジなら認識精度がよいことが理由だ。今後はイエローなど複数のカラーバリエーションも予定している。
なお使用に当たっては、アプリを事前にスマートフォンにインストールし、ペンに同封しているQRコード付カードでアクティベートしておく必要がある。このアクティベートにより、計5000文字をOCR処理できる。
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