渋谷ヒカリエにコクヨの会員制オフィス「Creative Lounge MOV」 ――新しい働き方を求める人に(3/3 ページ)
コクヨファニチャーは、渋谷ヒカリエの8階に会員制オフィス「Creative Lounge MOV」をオープンする。クリエイティブに働きたい人や企業家などに向けて、新しい働き方を推奨する場として展開していく。
テレビ会議可能な「ミーティング・ルーム」
ミーティング・ルームは、6人〜24人での打ち合わせやプレゼンテーション、セミナーなどさまざまな用途に利用できるエリア。各ルームにはモニターやプロジェクターも設置しており、テレビ会議などもできる。
プレス向け内覧会では、電子黒板システムを設置した会議の例なども紹介していた。
クリエイティブの“合間”を公開「アイーーーマ」
アイデアとビジネス、スケッチとプロダクトなど“合間”をテーマとしてプロセスを公開するエリアが「アイーーーマ」。随時企画を募集しており、4月26日〜5月20日は、多種多様な廃棄物を材料として再生させる「ナカダイ渋谷市場」のワークショップを開催する予定だ。
固定概念や組織のしがらみを持ち込まないクリエイティブな場として
4月26日にオープンする渋谷ヒカリエは、20〜40代の大人をターゲットとした複合施設だ。地下3〜5階の商業施設「ShinQs」、6、7階のレストランフロア、そしてCreative Lounge MOVも入る8階のクリエイティブフロア。上階にはさらに9〜10階のホールや11〜16階のシアターなどの文化施設や、17〜34階のオフィスフロアも構えている。
その中でCreative Lounge MOVは、クリエイティブフロアの一角として異文化の人と交流しながら、固定概念や組織のしがらみを持ち込まないクリエイティブな場として位置付けられている。
Creative Lounge MOVのプロジェクトリーダーであるコクヨファニチャー 首都圏営業本部 空間構築タスクの竹本佳嗣課長は、今回の取り組みの背景について次のように話す。
「昨今の社会モデルは、分業・効率重視の工業社会から、創造性を重視する知識社会へとシフトしてきた。そうした中で働き方も典型的な個人作業から外部と交わりながら協業していくスタイルへと変化してきている。Creative Lounge MOVは渋谷というクリエイターやベンチャー企業が集う場所を拠点とすることで、異文化の人が出合いアイデアがある場として活用してもらいたい」(竹本課長)
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