LinkedInは顔写真が一番長く見られてる:マーケターの失敗録
企業の採用担当は、LinkedInの個人ページ内のどこに注目するのか? 担当者の視線を追跡した情報分析により、プロフィールの中でも顔写真への注目が高いことが分かりました。
LinkedInが、採用担当者の視線を追跡した情報分析が興味深いです。原文はこちら(英文)。
企業の採用担当者は、LinkedInの個人ページ内のどこに注目するのか――。それがこの調査によって浮き彫りとなりました。
専門分野、学歴よりも顔写真に興味あり
LinkedInの調査リポートによると、全体時間の19%が個人ページのプロフィールに時間を費やしているとのこと。上の画像の「1」と書いてある辺りです。専門分野、学歴、そして何より顔写真が最も長く見られているようです。
この調査が面白いのは、採用担当者を主眼にした調査でありながら「ビジネス上の大切なつながりにおいて、人はどこに視線を向けるのか?」を示している点です。
LinkedInは、初めて会う人が興味を持っているトピックやその人がつながっている人が分かる便利なツールなんですが、世の中の人はそこよりも大事な部分を見ていたんですね。「明日お会いするXさんは一体どんな顔してんだ?」。ここが、一番気になるみたいです。私も顔写真のチェックをしなきゃ……。
いやいや、顔ならFacebookやTwitterでも確認できるじゃん! と思う人もいるかもしれません。そもそもFacebookやTwitterを使ってるから別にLinkedInは必要ないと思っている人もいるかもしれません。
Twitter、Facebookが飲み会の場なら、LinkedInは会社の会議室のようなものです
『ソーシャルメディアの達人が教える リンクトイン仕事革命』(樺沢紫苑・島青志 著)の中にはこのような文面がありました。
つまりSNSは、使用シーンによって使い分けが重要というわけです。「どれも同じじゃないか」というのは「タブレットを使ってるからPCは必要ない」と言っているのと同じです。友人に、中学生の娘から学校用のタブレットと、自宅用のPCが欲しいとせがまれて困っているお父さんもいます。
最後に、視線の追跡と関連して面白い調査があったので紹介しておきます。ハンサムな男性と話をしている時に女性がどこを見ているのか? その視線を追跡した動画です。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
結果は、男性のたくましい腕(上腕二頭筋あたり)が最も見られていたようです。視線の追跡って、ほんと面白いですね。
※この記事は、誠ブログの「マーケターの失敗録(T_T):“LinkedIn”顔写真が一番見られてる。」より転載、編集しています。
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