エプソン、画面のゆがみをピタッと補正するビジネスプロジェクター10機種
エプソンはビジネスプロジェクターの新商品3モデル計10機種を発表した。小型軽量のモバイルタイプ、明るさ5000ルーメンの多機能パワーモデル、5万円以下のスタンダードモデルをラインアップしている。
エプソンは6月28日、ビジネスプロジェクターの新商品として、モバイルモデル4機種、多機能パワーモデル4機種、スタンダードモデル2機種の計10機種を発表した。6月29日より順次発売する。
オープンプライスだが、実勢価格はモバイルモデルが8万9980〜17万9980円。多機能パワーモデルが26万4980〜28万9980円。スタンダードモデルが3万9980円と4万9980円となる見込み。
全モデル共通で、設置場所がずれても自動で画面のゆがみを補正する「ピタッと補正」機能を強化した(※一部対応していない機種もあり)。
客先に持ち運べる軽量小型モバイルモデル
モバイルモデル「EB-1776W」「EB-1771W」「EB-1761W」「EB-1751」は、本体サイズ29.2×21×4.4センチ(横幅×奥行×高さ)、重さ約1.7キロの薄型、軽量モデル。持ち運びがしやすく、外出先での会議やセミナー、勉強会などの用途に向く。発売予定日は6月29日。
新機能として、カラーモードにレントゲン写真などの医療のイメージを確認するための「DICOM SIMモード」を追加。X線やCTのようなグレースケール画像でも、陰影を忠実に再現する。
EB-1751を除く3機種については、スマートフォンやタブレット端末に保存しているファイルや画像データを投影するアプリ「Epson iProjection」に対応した。アプリはiOS版(iOS 4.2以上)を既に公開中で、Android版(Android OS 2.3以上)については2012年7月に提供開始する予定だ。同一のネットワーク上に存在する有線、無線LAN対応のプロジェクターに接続して投影するだけでなく、Web画面の表示や、転送した画面に書き込みできる「マーカー」機能も備えている。
また、一度に2種類の映像を左右に表示する「2画面表示」機能にも対応。データを比較投写したり、プレゼン資料と議事録を表示したりすることが可能となった。USBメモリをプロジェクターに接続し、PCレスで投影できる「スライドショー」機能については、従来のJPG、BMP、PNG、GIFに加えて、PDFファイル、Motion JPGに対応した。
製品名 | 解像度 | 明るさ | 価格 |
---|---|---|---|
EB-1776W | WXGA(1280×800ピクセル) | 3000ルーメン | 17万9980円 |
EB-1771W | WXGA(1280×800ピクセル) | 3000ルーメン | 15万9980円 |
EB-1761W | WXGA(1280×800ピクセル) | 2600ルーメン | 10万9980円 |
EB-1751 | XGA(1024×768ピクセル) | 2600ルーメン | 8万9980円 |
4キロ以下の筐体で明るさ5000ルーメン
多機能パワーモデルの「EB-1945W」「EB-1965」「EB-1940W」「EB-1960」は、本体サイズ37.7×27.1×9.3センチ(横幅×奥行×高さ)、重さ約3.7〜3.9キロ。EB-1945WとEB-1940Wが明るさ4200ルーメン、EB-1965とEB-1960が5000ルーメンと、明るさが高いのが特徴だ。ミーティングルームでの打ち合わせや大会議室でのプレゼンまで、幅広い場面で活用できる。
EB-1965とEB-1945Wは、ピタッと補正を強化。設置して電源を入れれば、プロジェクターが傾きや移動を検知し、映像が途切れることなく自動で縦横の台形補正をする。スクリーンに投影する場合は、自動で投影枠に幅を合わせる「フレームフィット」機能も搭載している。
さらに接続端子として、次世代映像インタフェース「Display Port」を搭載した。HDMI端子も搭載しており、ハイビジョン映像も高画質で再生できる。その他、最大32台のPCをネットワーク経由で接続し、同時に4画面を表示できる「EasyMP Multi PC Projection」機能にも対応している。
製品名 | 解像度 | 明るさ | 価格 |
---|---|---|---|
EB-1945W | WXGA(1280×800ピクセル) | 4200ルーメン | 28万9980円 |
EB-1965 | XGA(1024×768ピクセル) | 5000ルーメン | 28万9980円 |
EB-1940W | WXGA(1280×800ピクセル) | 4200ルーメン | 26万4980円 |
EB-1960 | XGA(1024×768ピクセル) | 5000ルーメン | 26万4980円 |
家庭でも利用できる5万円以下の標準モデル
スタンダードモデル「EB-S12H」「EB-S02H」は、基本性能と使いやすさを追求したビジネスでもホームでも手軽に利用できるタイプ。本体サイズ29.5×22.8×7.7センチ(横幅×奥行×高さ)、重さ約2.3キロ。7月25日に発売予定だ。
HDMI端子を搭載しているので、映像機器やゲーム機器などと簡単に接続し、ハイビジョン映像を投写できる。その他、本体の傾きを検知し、スクリーンに投影する映像の台形ゆがみを自動調整する「タテ自動台形ゆがみ補正」機能を搭載している。
製品名 | 解像度 | 明るさ | 価格 |
---|---|---|---|
EB-S12H | SVGA(800×600ピクセル) | 2800ルーメン | 4万9980円 |
EB-S02H | SVGA(800×600ピクセル) | 2600ルーメン | 3万9980円 |
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