米半導体工業会(SIA)が1月31日発表した統計によると、昨年の世界半導体販売額は過去最高の2130億ドルに達し、前年から28%増加した。
販売額が2000億ドル台に乗ったのは2000年以来。PCと携帯端末をはじめとする幅広いエンドマーケットの堅調な需要に牽引される形で各国で売り上げが伸びた。特に上半期は36.5%の大幅増を示し、年間の販売額もSIAが予想していた19%を上回るペースで増加した。
地域別では中国と台湾を含むアジア太平洋地域で前年比41%強の伸びを達成。この地域を合わせた半導体販売額は887億ドルと、日本の457億ドルのほぼ倍の規模となった。伸び率は欧州が22%増、北米・南米が21%、日本が17.5%となっている。
当期はサプライチェーンで在庫だぶつき解消の動きが続いていることが一因となって、前期比4〜6%の減少を予想。2005年通期では前年からほぼ横ばいを見込んでいる。
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