NECは2月14日、HSDPA、高性能パケットコア、IMSシステムを連携させたモバイルネットワークを実現したと発表した。
無線アクセスの高速化、パケット処理の高速・大容量化、高度なパケットサービスを容易に実現するプラットフォームという三要素を組み合わせた次世代モバイルネットワークを、同社の実用システムにより実現。その実用システムデモを、2月14日から仏カンヌで開催の「GSMコングレス 2005」および、3月10日からドイツ・ハノーバーで開催される「CEBIT 2005」で実施する。
同社と独シーメンス社は、既存の無線基地局に組み込み、HSDPA対応にするためのチャンネルカードの開発を完了。同カードでHSDPAの理論限界値である14.4Mbpsのスループットを達成しており、3GSMコングレスにおいて、商用レベルの無線基地局装置の動態展示を行う。
なお、同チャンネルカードはHSDPAのすべてのクラスに対応しており、対応ソフトウェアは2005年中に供給可能になるという。
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