NTTドコモは、同社のプリペイド携帯電話サービス「ぷりコール」(用語参照)の新規申し込みを、3月31日をもって終了する。今後は、利用中のユーザーの動向を考慮しながら、サービス自体の終了も検討するという。
新規申し込み終了の理由は大きく2つあるとドコモ。1つは、プリペイド携帯電話の悪用が社会問題化している点だ。「(振り込め詐欺など)意図している以外の使われ方が社会問題化している。不正利用防止策をさらに強化するために、新規申し込み受付を終了する」(ドコモ広報)
もう1つは、2004年末に始まった4キャリアの身元確認強化策による、利用者の減少だ(2004年11月の記事参照)。2001年3月に約21万契約を達成したのを頂点に年々減少を続け、2005年1月には約8万契約まで減少したという。「運営面の効率化を鑑みる必要がある」(同)
ドコモは、4月以降もぷりコールの利用を希望するユーザーに対し、利用目的に応じて携帯電話レンタルサービスやリミットプラスなどの代替サービスを案内する。
なお、プリペイド携帯サービスを提供中の他キャリアは、「今のところ終了の予定はない」(KDDI)、「便利だと思って使っているユーザーがいるので、終了の予定はない」(ボーダフォン)、「不正利用防止策が打ち出されたこともあり、終了の予定はない」(ツーカーセルラー東京)としている。
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